私は保険の販売代理店事業を経営しているんです。今も継続しているんですが、保険の代理店を移籍したため事務所として使っていた物件が空くことになったんです。今入っているテルプラザ守口は人通りもよく、他のビジネスをして有効活用できないかと思ってフランチャイズ加盟も視野に入れて新規事業を検討していました。買取ビジネスのほかにも学習塾などにも興味があり、フランチャイズ資料を取り寄せたりしていました。買取ビジネスに決めた理由はやはり市場性ですね。実はテルプラザ守口には競合となる買取店が複数出店されているんですが、お客さんの出入りも活発で、市場的にもリユース市場はどんどん伸びていることをリアルに感じていたんです。また、商業施設という特性上、営業時間の決まりもあるので、そういう意味でも買取ビジネスは最適かなと思いました。いくらやに決めた理由は開業資金の低さと自由度の高さです。ほかの買取フランチャイズも検討しましたが、いくらやはフランチャイズ募集を始めたばかりということで加盟金が0円で圧倒的に開業資金が低かったんです。この店舗は結構広いんですが、今後もし別ビジネスをやりたいと思ってもいくらやなら併設で別事業ができる点も魅力的で、いくらやに加盟しました。
実は私、ブランド品のことをそこまでよく知らないんです。マイナーなブランドだとお客様に聞いてしまうくらい(笑)そういう意味での不安はありましたが、いくらやの査定システムでは本部に商品の写真を送るだけでブランドのことを熟知していなくても査定ができてしまうんです。ブランドを知っていることも重要ですが、それよりもお客様に誠意をもって接することで信頼はしていただけると思っていましたので、ブランド知識よりも接客を重要視していましたね。とはいえ、さすがに1年以上も続けていると知識もついてきますので今ではある程度分かるようになります。ブランド品のことを知らないから買取ビジネスに不安を抱えている方がいたら、「大丈夫ですよ」と言ってあげたいですね。
このビジネスをやっていると、どうしても粗利益を確保したくて査定金額がお客様の期待に応えられないこともあるんです。でも、お客様の満足度が得られる査定額で気持ちよくご成約をいただいた方は、2度3度とご来店いただけるんですよね。そのことに気づいて、目先の利益よりお客様の満足度、つまり成約時にお客様から「ありがとう」と言ってもらえる接客を意識しています。もちろん粗利益も大事ですので、お客様が思っているよりも少し高く買取り、粗利益も確保できる境界線を日々研究しています。
店舗内装とかだけでなく、卸先や集客方法も自由にできるんです。買取のフランチャイズでは卸先を指定されるところもあるようなのですが、いくらやはもちろん本部から紹介してもらう卸先のほかに自分でも探してよいのがいいですね。今では買取品目ごとに卸先を変えています。業者さんも得意不得意があるようなので、そういう特徴も見つけられると経営が軌道に乗りやすいかなと思います。本部からの過度な干渉もなく、フランチャイズでありながらちゃんとビジネスをしているなという感覚ですね。
ほぼほぼブランド品の知識がなかったので、お持ち込みいただいた商材が何のブランドなのか、相場がどれくらいなのかの見当もつかないみたいな状態でした。もともと私は営業畑なので接客には自信があり、お客様とお話しする中でヒアリングを重ねて知識をつけ査定をしてきました。また、開業当初はお客様が来店されない日もぽつぽつあり、不安で仕方なかったですね。でもそれは単なる波で、月でならせば1日平均2~3人の来店があります。集客方法も色々試しました。最近ではWEB広告も初めて、前よりもお客様が来ている実感はあります。折込チラシとWEB広告は効果があるなと感じていますね。