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独立・開業

弁当屋の開業7STEP|販売許可や資格・個人経営でも失敗しないコツ

弁当屋の開業7STEP|販売許可や資格・個人経営でも失敗しないコツ

お弁当屋の開業は、開業までに多くの手続きや準備が必要です。しかし、開業方法も様々で、需要があるビジネスなのでチャンスもあります。

この記事では、お弁当屋の年収、開業資金、失敗しないコツについて解説します。これからお弁当屋を始めたい方は参考にしてください。

弁当屋の3つの運営方法

日本の飲食業界は、多様なビジネスモデルを提供しており、その中でも「弁当屋」は多くの人々に親しまれています。ここでは、初心者でも理解できるよう、弁当屋の3つの運営方法をわかりやすく解説します。

店舗で弁当屋を開業する

店舗型の弁当屋は、一般的なレストランやカフェと同じように、店舗を構えて弁当を販売します。

いい場所での開業ができれば、売り上げを上げることができるので、立地がとても重要です。

ただし、店舗を運営するためには、賃貸契約、設備の購入、人員の雇用、衛生基準の順守など多くの責任とコストがかかります。特に、飲食業の開業には飲食店営業許可などの法的要件もあります。

デリバリーで弁当屋を開業する

デリバリー型弁当屋は、顧客に弁当を配達することに特化しています。

これは、忙しい現代の生活スタイルに適しており、特にコロナ禍で需要が増加中です。

デリバリー型の運営方法は、店舗型と比べると運営コストが低く、物理的な店舗を運営しないため、場所の制約もありません。しかし、配達インフラの整備と効果的な宣伝が不可欠です。

キッチンカーで弁当屋を開業する

キッチンカー型の弁当屋は、キッチンカーを使用して食事を提供するビジネスモデルです。

この方法は、特定の場所に拘束されないため、柔軟性が高く、需要の高いエリアに移動できます。例えば、イベント、フェスティバル、オフィス街、学校などで利用されます。

キッチンカー型の運営方法は、低い初期投資とリーズナブルな運営コストが魅力です。ただし、許可取得、衛生基準の順守、場所の確保、そして適切なキッチンカーの選定が必要です。

また、キッチンカー型の弁当屋も一定の許可や設備が必要な場合があります。

弁当屋を開業するメリット

弁当屋を開業することは、多くのメリットがあります。以下では弁当屋の開業メリットを詳しく説明します。

低賃金での開業

弁当屋を開業する最大のメリットは、比較的低い賃金で事業を始められることです。

店舗型のレストランを運営する場合、建物の賃貸料や内装、設備のコストがかさむことが一般的です。しかし、弁当屋の場合、小規模なキッチンや調理設備があれば始めることができます。

需要が増えている

共働きで自炊をしなくなった家庭が増えたことで、バランスのとれた食事を提供する弁当屋はとても便利な店となっています。

さらに、高齢社会となり高齢者も増えたことで、毎回食事を作ることが大変になり、弁当屋に宅配してもらう世帯も増えています。こうした様々な要因があり、需要が増えているのです。

軽減税率の対象になる

軽減税率は、飲食業界にとって大きなメリットです。

飲食業においては、テイクアウトサービスは消費税率が軽減され、税制上の優遇を受けられます。弁当屋もその対象となり、税金の負担が軽減されるため、お客様にとって魅力的な選択肢となります。

飲食店の消費税率は10%ですが、弁当屋の消費税率は8%です。

弁当屋を開業は儲かる?平均年収は?

弁当屋を開業している人の平均年収は、300~400万円とも言われています。

弁当屋を開業して廃業している店舗は意外と少ないですが、すごく儲かっている店舗も多くはないでしょう。

理由としては、単価が低いので1店舗だけの経営で年収1,000万円などの数字を目指すのは難しいです。そのため、1店舗で成功した人は多店舗展開していきます。

例えば、単価500円の弁当を1日50食販売します。1日の売り上げは25,000円です。営業日数を25日とした場合、625,000円です。

ここから賃料や人件費、材料費などが引かれるので、残る金額は20~30万円と予測できます。

しかし、立地やスタッフの数、1日の売上高などはそれぞれ異なるので、あくまで1例です。売り上げを上げるためには、単価を上げるか、総販売数を上げることは重要です。

弁当屋を開業するのに必要な資金

弁当屋を開業するには、開業資金が必要です。以下でどれくらいお金がかかるのか見ていきます。

店舗で弁当屋を開業する初期費用

項目 資金
物件取得費 90~180万円
内外装工事費 150~500万円
厨房機器 100~150万円
広告宣伝費 0~50万円
合計 340~880万円

店舗で開業する場合、物件取得費が6~12か月分ほどかかります。

立地や規模によって金額は異なります。居ぬき物件を契約することで、内装費の削減が可能です。

デリバリーで弁当屋を開業する初期費用

項目 資金
物件取得費 50~75万円
内外装工事費 150~300万円
厨房機器 50~150万円
車両費 50~150万円
広告宣伝費 0~50万円
合計 300~725万円

デリバリーは店舗を構えて営業するよりも、初期費用を抑えることができます。しかし、車両費が余分にかかることで、車両の種類や価格帯によってはあまり変わらないこともあるでしょう。

店舗に来店が難しい方にネットや電話で注文を受けてお届けするスタイルです。

キッチンカーで弁当屋を開業する初期費用

項目 資金
車両費 200~500万円
広告宣伝費 0~50万円
合計 200~550万円

キッチンカーは車両に厨房が備え付けてある車で営業を行うので、内装費や厨房機器などの費用は必要ありません。

新車を購入するか、中古車を購入するかによって金額が異なります。

弁当屋を開業するのに必要な資金調達方法

弁当屋を開業するのに資金調達を行う必要があります。以下でその方法を3つ紹介します。

金融機関からの融資

多くの場合、銀行や信用金庫などの金融機関から融資を受けることができます。しかし、審査は少し厳しめで、自己資金が求められることも多いので、初めての開業の方は審査に落ちることもよくあります。

信用保証付き融資…借主の返済が滞った場合に、信用保証協会が金融機関に「立て替え払い」を行う融資制度。その代わり、所定の信用保証料の支払いが義務である。

プロパー融資…保証人なしで自分で100%の責任を負う融資で、審査が厳しくなりやすい

金融機関の融資は上記のような制度があり、自分に合ったものを選びましょう。フランチャイズで開業する場合は、融資に関してもサポートしてくれる本部が多いので、審査に通りやすくなります。

日本政策金融公庫からの融資

日本政策金融公庫での融資は、初めての人も審査が通りやすくおすすめです。

「新創業融資制度」…新たに事業を始める方や事業開始後税務申告を2期終えていない方を対象とした保証人や担保なしで上限3,000万円の融資制度
「新規開業資金」…新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方を対象とした、保証人や担保なしで最大7,200万円の融資制度

上記のような制度があり、金融機関の融資が通らなかった方や低金利でお金を借りたい方はおすすめです。

創業補助金・助成金の活用

一部の地域では、新しいビジネスをサポートするために補助金や助成金が提供されています。これは、特定の条件を満たす場合に受けられる資金です。

補助金や助成金の一例を以下で見ていきます。

  • 中小企業基盤人材確保助成金
  • 地域再生中小企業創業助成金
  • 子育て女性起業支援助成金
  • 再就職手当

メリット

補助金や助成金は、開業費用の一部をカバーするための貴重な支援です。条件に合致する場合、返済の必要がないことが多いです。

デメリット

補助金や助成金は競争率が高いことがあるため、受給するまでに時間がかかることがあります。また、一部のプログラムには厳格な条件が設定されていることもあります。

弁当屋を開業時に必要な資格・販売許可

弁当屋を開業するためには、様々な資格や許可を得る必要があります。以下でそれらの用語の解説をします。

食料品衛生責任者

飲食店に1人以上は在籍していないといけない国家資格です。オーナーが自分で取得するか、従業員に取ってもらうか、資格保有者を雇うことが必要です。

各都道府県で行われている講習を受講終了して、保健所に申請することで資格を取得できます。または、栄養士、調理師、製菓衛生師などの資格を保有している方は、保健所に申請するだけで大丈夫です。

飲食店営業許可

飲食店を営業するためには、飲食店営業許可を保健所に申請する必要があります。申請の前に食品衛生責任者を取得しておかないといけませんので、早めに準備しておきましょう。

申請後、間取りや立ち入り検査等での審査が通れば、無事許可証が交付されます。

道路使用許可

弁当屋をキッチンカーで開業したい方は、警察から許可を得る必要があります。

申請に必要な書類は以下の通りです。

  • 道路使用許可申請書(2通)
  • 道路使用の場所又は区間の付近の見取り図
  • 道路使用の方法又は形態等を補足するために公安委員会が必要と認めて定めた書類

食品の冷凍又は冷蔵業の許可

弁当を店頭やデリバリーで販売するのではなく、ネット等で販売するときに必要です。

弁当をネット等で販売するときは、冷凍して届ける必要があり、食品衛生法と食品衛生法施行令により「食品の冷凍又は冷蔵業の許可」を得ないといけません。また、食品表示法の定めによりラベル表示が義務となっています。

弁当屋を開業する流れや準備

初めて弁当屋を開業する場合、一連のステップを踏むことが必要です。ここでは、初心者でも理解しやすいように、弁当屋を開業する際の流れや必要な準備をわかりやすく解説します。

コンセプトを明確にする

弁当屋を開業する第一歩は、ビジョンやコンセプトを明確にすることです。

どのような料理やサービスを提供し、どんな顧客層をターゲットにするのかを考えます。例えば、健康志向の人々に向けた野菜弁当や、忙しいビジネスパーソン向けのテイクアウトランチなど、コンセプトを決めることが重要です。

事業計画を作成する

次に、事業計画を作成します。これは、財務予測、予算、市場調査、競合分析などを含む詳細な計画書です。

事業計画は、将来の成功を予測し、リスクを最小限に抑えるために欠かせないものです。初めての事業計画作成でも、ビジネスの将来性や資金の必要性を理解するのに役立ちます。

金融機関などから融資を受ける際にも必要なので、しっかり作成しましょう。

立地調査や物件探しをする

適切な場所を見つけることは、弁当屋の成功に大きく影響します。

立地調査や物件探しを行い、ターゲット市場に適した場所を見つけることが必要です。交通の便、競合店の存在、地域の需要などを考慮しながら、最適な場所を見つけましょう。

資金の調達をする

弁当屋を開業するには、資金が必要です。初期投資や経営資金を調達する方法を考えましょう。

自己資金、金融機関からの融資、補助金の活用など適切な資金調達方法を選択し、ビジネスを支える資金を確保しましょう。

料金やメニューを考える

弁当屋の魅力は、提供する料理やメニューにかかっています。顧客の好みや需要に合わせて、美味しい料理と魅力的なメニューを考案しましょう。

価格設定も検討し、競争力のある価格を設定することが重要です。

資格取得や許可申請を行う

弁当屋を開業するには、特定の資格や許可が必要です。食品衛生責任者や飲食店営業許可など、法的な要件を確認し、必要な手続きを行いましょう。

これらの資格や許可は、お店を運営するために不可欠なものです。また、運転免許証や調理師免許なども必要に応じて取得しましょう。

広告宣伝を行う

最後に、お店を宣伝し、顧客を引き寄せるための広告宣伝活動を行いましょう。

ウェブサイトの制作、SNSを活用したプロモーション、チラシの配布など、様々な方法があります。顧客層に合った宣伝戦略を立て、お店を認知してもらうことが大切です。

弁当屋を開業して失敗しないためのコツ

新たに弁当屋を開業する際、成功するためにはいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。初心者でも理解しやすいように失敗しないためのコツについてお伝えします。

独自コンセプトやオリジナルメニューを決める

競争の激しい飲食業界で成功するためには、独自のコンセプトやオリジナルメニューを提供することが重要です。

競合調査を行い、他店と差別化したメニューやサービスを提供しましょう。

「高齢者が多い地域では健康に気遣った弁当」、「サラリーマンが多い地域ではスタミナがつく弁当」など開業する場所を考慮することが大事です。

集客しやすい立地で開業する

適切な立地を選ぶことは、集客が成功するかに大きく影響します。交通の便がよく、ターゲット顧客が多く訪れるエリアを選びましょう。

例えば、「サラリーマンがよく通るオフィス街」「主婦の方や学生がよく通る商店街」など訪れる人の行動を想定して開業することが大事です。

人通りが多くても、飲み屋街などに店を構えると来客数は伸びないでしょう。

今の時代に合った集客方法を取り入れる

良い弁当を提供しても、集客が不足すればビジネスは成り立ちません。

SNSを活用したプロモーション、チラシの配布、口コミマーケティングなど、効果的な集客戦略を立てましょう。

集客方法でコストを削減できるのは、SNSです。アカウント作成や運用には費用は掛からず、短期間で一気に有名になる可能性もあります。複数の宣伝方法を試してみて、一番効果があるものに絞っていくのもいいでしょう。

ターゲットに合った価格設定を行う

価格設定は慎重に行う必要があります。ターゲット層の予算に合った価格帯を設定し、競合店と比較しながら適正な価格を見つけましょう。

過度に高い価格設定や低すぎる価格設定は避けるべきです。一度決めた価格は変更するのが難しいので、開業当初からしっかり考えて決めましょう。

フランチャイズで開業する

弁当屋を独自で運営する代わりに、フランチャイズで開業する方法もおすすめです。

フランチャイズは既存の成功したビジネスモデルを提供し、サポートを受けることができます。有名店の看板を借りて営業することで、集客もしやすく、お客様にも信頼を置いてもらえます。

また、経営やスタッフの教育などのサポートも行ってくれるので、初めて開業する人にとってもいいでしょう。しかし、フランチャイズ加盟料やロイヤリティの支払いが必要です。

まとめ

本記事では、お弁当屋の開業について詳しく解説しました。

お弁当屋は様々な情勢の中で、需要が拡大しており、開業エリアや方法を間違わなければ、失敗リスクも高くありません。しっかりした準備と計画を行い、開業しましょう。

弁当屋を開業する流れや準備
・コンセプトを明確にする
・事業計画を作成する
・立地調査や物件探しをする
・資金の調達をする
・料金やメニューを考える
・資格取得や許可申請を行う
・広告宣伝を行う

弁当屋を開業して失敗しないためのコツ
・独自コンセプトやオリジナルメニューを決める
・集客しやすい立地で開業する
・集客を行う
・ターゲットに合った価格設定を行う
・フランチャイズで開業する

詳細は本文で解説しているので、お弁当屋を開業をしたい方は参考にしてください。

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この記事の執筆者

フランチャイズ支援歴10年

松田 和也

大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。

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