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楽な仕事はある?セミリタイア後の生活に合うおすすめの仕事・バイト14選
セミリタイアして自分の時間を楽しみながら仕事やアルバイトをしている人は多いです。
この記事では、セミリタイア後のおすすめの仕事、必要な資金、注意点について解説します。セミリタイアしたい人は参考にしてください。
この記事の目次
セミリタイアとは
セミリタイア(Semi-Retirement)は、近年注目されているライフスタイルの一つです。
このライフスタイルは、アーリーリタイアメント(EarlyRetirement)やFIRE(FinancialIndependence,RetireEarly)とも関連がありますが、いくつかの違いがあります。
セミリタイアは、働く期間とリタイアメント期間を分け、仕事に捧げる時間を減らし、余暇や趣味に時間を充てる時間を重視します。
これにより、忙しいキャリアに縛られずに、よりバランスの取れた生活を楽しむことが可能です。完全に働かない場合は「完全リタイア」と呼びます。
アーリーリタイアとは
アーリーリタイアメント(EarlyRetirement)は、定年を迎える前に、貯金や投資によって経済的な自立を達成し、仕事を辞めることを目指すライフスタイルです。
これは、40代や50代など定年に達する前の若い年齢でリタイアメントを実現することを意味します。
アーリーリタイアメントの魅力は、若い時期から余生を楽しむことができる点です。しかし、そのためには多くの貯金や投資が必要であり、リスク管理と計画が欠かせません。
FIREとは
FIRE(FinancialIndependence,RetireEarly)は、財務的な独立を達成し、「経済的自立とアーリーリタイア(早期リタイア)」と日本語で訳されます。
完全リタイアと似ていますが、FIREは貯金を取り崩さずに投資の運用益で生活する方法です。FIREの鍵は、支出を最小限に抑え、効果的な貯金と投資を行うことです。
セミリタイアをするメリット
セミリタイアは、仕事に捧げる時間を減らし、生活をよりバランスの取れたものにする方法として注目されています。
このライフスタイルの選択には多くのメリットがあるので詳しく見ていきます。
仕事の苦痛からの解放
セミリタイアを選ぶ最も大きなメリットの一つは、苦痛な仕事からの解放です。
多くの人々は日々の仕事に追われ、ストレスや過度な負担に苦しんでいます。セミリタイアを実践することで、週に数日だけ働くなど、仕事を柔軟に調整することが可能です。
これにより、仕事のストレスを軽減し、心身の健康を向上させるチャンスが広がります。
自分の好きな場所で暮らせる
セミリタイアを実践すると、自分の好きな場所で暮らすことができるという利点があります。
自分の住みたいところで仕事を見つければいいので、都市や国を問わず、理想的な場所で生活できるのです。これは、新しい環境で新たな経験をし、生活の質を向上させます。
最近は田舎への移住者も増えているので、今までとは真逆の地域に住むこともおすすめです。
苦手な人と無理に関係を続ける必要がなくなる
仕事環境で苦手な人との関係を続けることは、ストレスの一因となります。
セミリタイアを実践することで、特定の人間関係を維持する必要がなくなり、自分の幸福度を向上させることができます。
自分がしたいことができる
最後に、セミリタイアの魅力の一つは、自分がしたいことを実現できることです。
時間と自由が増えることで、趣味の時間、新しいスキルを身につける機会が広がります。
セミリタイアを実践すれば、自己実現のチャンスが増え、充実感のある生活を築くことができます。今まで忙しくて家族時間が作れなかった方にもいいでしょう。
セミリタイアをするデメリット
セミリタイアは、多くのメリットがあるライフスタイルですが、同時にデメリットも考慮すべき要因です。セミリタイアを実践する際には、以下に挙げるデメリットについても注意が必要です。
収入が減る
セミリタイアするということは、働く時間を減らすことになります。つまり、収入が減少する可能性があるということです。
収入が減少することで、生活水準や将来のリタイアメント資金への影響が出てくるかもしれません。特に、セミリタイアを実現するためには、事前に適切な貯金や投資計画を立てることが不可欠です。
社会的信用が下がる
セミリタイアすると、社会的信用が下がる可能性があります。
新規でローンを組んだり、クレジットカード作成ができなくなることもあります。そのため、ローンやクレジットカード作成などを考えている人は、セミリタイアする前がおすすめです。
また、一部の人々からは、セミリタイアを”怠け者”とみなすこともあるかもしれません。
再就職の難易度が上がる
セミリタイアから再就職を考える場合、再就職の難易度が上がる可能性があります。
特に、セミリタイアの期間が長いほど、再就職時がしにくいです。特に、競争の激しい分野で再就職を考える場合に影響を及ぼすでしょう。
また、年齢が上がるにつれて再就職しにくくなるのが現状なので、特別なスキルや経験がない方は難しいかもしれません。
セミリタイア後におすすめの仕事やアルバイト
セミリタイアを実現した後、生活費の補填や趣味のために働きたいと考えることは一般的です。ここでは、セミリタイア後におすすめの仕事やアルバイトを14つ紹介します。
リゾートバイト
リゾートバイトは、観光地やリゾート地での短期間の仕事を指します。
ホテル、レストラン、スキーリゾート、ビーチリゾートなどでの仕事が多いです。
リゾートバイトは季節に応じて需要が変動し、セミリタイア生活と調和させるのに適しています。たとえば、冬にスキーリゾートでの仕事をし、夏にビーチリゾートでの仕事をすることができます。
時給は1,000〜1,200円ほどで、決して大きく稼げるわけではありませんが、趣味と近い業界で働くことができるのはメリットです。
コンビニバイト
コンビニエンスストアでのアルバイトは、柔軟な労働条件で働くことが可能です。
シフトの選択肢が多いため、自分の都合に合わせて働くことができます。また、自分の家の近くで働くこともでき、時間をかけて出勤する必要がなくなります。
コンビニバイトは、セミリタイア後に追加の収入を得るために便利な選択肢です。時給は900~1,200円ほどが多く、夜間に働くと時給も上がるので、稼ぎたい方は22時以降に働くのがおすすめです。
宅配・フードデリバリー
宅配やフードデリバリーの仕事は、セミリタイア生活と調和させやすい職種の一つです。
自家用車や店の車両、自転車を使って食事を配達する仕事であり、労働条件は比較的柔軟なので、自分の都合に合わせて働くことができます。また、1人の時間も多いので、接客などの人と関わるのが苦手な方にもおすすめです。
時給はバイトなのか個人事業主で行うかにもよりますが、1,500~2,000円ほどになるでしょう。
ガソリンスタンドスタッフ
ガソリンスタンドでのアルバイトは、セミリタイア後におすすめの職種の一つです。
時給は1,000円~の所が多く、社員割引でガソリンが買えるメリットがあります。
しかし、屋外での仕事が多くいので、夏や冬などは暑さや寒さに耐える必要があります。
ライター
ライターとしての仕事は、セミリタイア後にクリエイティブなスキルを活かす素晴らしい選択肢です。
記事執筆、ブログの運営、コンテンツ制作など、自分の得意分野に合わせて働くことができます。また、場所に依存しないリモートワークが可能なため、好きな場所で働くこともできます。
旅行が趣味な方は、旅をしながら仕事することも可能です。文字単価は0.5~3円が多く、スキルや経験が上がると収入を上げることができます。
スキル・コンテンツ販売
自分が得意とするスキルや知識を活かして、オンラインでコンテンツを販売することもできます。
例えば、ウェブデザイン、ソフトウェア開発、オンライン〇〇塾などのスキルを提供することで、収入を得ることが可能です。働く時間が決まっていないので、自分のペースで働くことができます。
また、SNSやブログなどで販売していると、自分が労働していない時にお客様が購入してくれる場合があるのも大きなメリットです。
物販・せどり
ネット上での物販やせどりは、商品を仕入れて少し利益を乗せて、販売を行うビジネスです。
自宅でオンラインショップを運営し、商品を販売することで収益を上げることができます。インターネットの普及により、商品の仕入れや販売が容易になっているので、未経験者にもおすすめです。
しかし、簡単にできるので競合が多く、しっかりとしたリサーチや知識・経験がないと、稼ぎにくくなっています。
ネットショップ
自分の趣味や特技に関連した製品を販売するオンラインショップを運営することもセミリタイア後の収入源として考えられます。
ネットショップの運営には時間と労力がかかりますが、自分のビジョンを追求できる点が魅力です。また、ネットショップだと開業資金も少ないので(無料でも可能)、固定費をたくさんかけずに自分のペースで仕事ができます。
介護スタッフ
介護スタッフとしての仕事は、セミリタイア後に社会貢献をしたい方には適職です。
高齢者や障害者のサポートをして、人々の生活に寄り添うことができます。介護士になるためには、介護の資格やスキルが必要ですが、施設の清掃やベッドメイキング、送迎の運転手などの仕事もあります。
時給は1,000円程度と高くはありませんが、人と関わることが好き、人のお世話が好きという方にはおすすめです。
結婚相談所
結婚相談所のコンサルタントとして働くことも選択肢の一つです。
人々の恋愛や結婚に関するアドバイスを提供し、相手をマッチングさせる仕事です。
最終的に会員様を結婚させるのが目的で、人の幸せに携われる機会も増えます。会員の集客を上手にできれば、収入を大きく上げることも可能です。
コミュニケーション能力が高く、人間関係に興味がある方に向いています。
コインランドリー
コインランドリーの運営は、比較的簡単な仕事であり、セミリタイア後に始めることができる職種です。
開業費が数百万円かかりますが、自動洗濯機と乾燥機などを稼働させるだけなので、自分が労働する時間はかなり少ないです。ただし、開業する立地調査や競合調査を行わないと、集客が上手くいかず、儲けることができません。
コインランドリーの運営は、月30~80万円ほどの収入が期待できます。
家庭教師
教育に興味がある方には、家庭教師の仕事が選択肢として考えられます。
家庭教師は時給が高い仕事として有名で、安くても1,200円~、1,500~2,000円の所も多いです。生徒に個別指導を行い、学習サポートを提供するので、教育の分野での経験やスキルが役立ちます。
勤務時間も短く、自分の時間を作りやすいのもメリットです。
ビルメンテナンス
ビルメンテナンススタッフとしての仕事は、建物や施設の保守や修理、警備などを担当する職種です。
建物の清掃、設備の保守、簡単な修理、警備などを行います。24時間制のシフトの会社が多く、時間の融通も利かせやすいです。また、人とたくさんコミュニケーションをとる場面も少なく、少人数(1人の場合もある)で働きたい人にもおすすめです。
時給は900円~が多いですが、夜間に働くと時給も上がります。
マンションの管理
マンション管理人としての仕事は、マンションの共用部分の清掃や居住者の対応などを行う職種です。
時給は900~1,000円ほどとなっており、会社や雇用形態にもよります。コミュニケーション能力と組織力が求められます。
セミリタイアをするための資金
セミリタイアするためには、年齢に応じた資金を準備する必要があります。ここでは、その資金をどれだけ貯める必要があるのかシミュレーションしていきます。
セミリタイアに必要な資産シミュレーション
仮に50歳から80歳まで、月に15万円の生活費で早期リタイア生活をするとしましょう。
月5万円を仕事やアルバイトなどで稼いで、年金をもらえる65歳までは月に10万円が不足します。年間120万円、50歳からだと15年間で1,800万円不足するので、1,800万円の貯金が必要です。
65歳からは約65,000円(20歳から60歳まで収めた方)を受け取れるので、月残り85,000円が必要です。65~80歳までの15年間で1,530万円が不足します。
合計すると、50歳で早期リタイアしてから85歳まで途中で失敗せずに早期リタイア生活を送るには、3,330万円以上の資金が必要になります。
家族がいる場合は、共働きにするか、もっと多くの資金が必要です。
セミリタイアに必要な投資額シミュレーション
セミリタイアする人の多くは、投資を行いながら生活しています。一般的には、年間利回り5%ほどの投資がおすすめです。
例えば、3,000万円を5%で運用すると、150万円が毎年利益となります。これを毎年引き出してもいいですし、利益も再運用すると毎年利益は増えていきます。
利益には20%の税金がかかるので、120万円が手元に残る計算です。つまり、月10万円を投資利益から賄うことができれば、かなり生活も楽でゆとりが生まれるでしょう。
たまに、高リターン投資を行い方もいますが、その分リスクも上がるのでしっかり考えて行いましょう。
セミリタイアに必要な生活費シミュレーション
総務省統計局の家計調査の結果では、2022年における二人以上世帯の生活費(消費支出)の平均は、1ヶ月あたり290,865円です。1人暮らしになると17万円が平均となります。
以下では、30~50代で1人暮らし家庭のセミリタイアする場合のシミュレーションを行います。80歳までの計算です。
30代の場合
支出額:17万円×12か月×50年=1億200万円
年金収入:65,000円×12か月×15年1,170万円
支出額-年金収入=9,300万円が必要です。
月収が5万円の場合、50年で3,000万円の収入なので、貯金は6,300万円必要
月収が10万円の場合、50年で6,000万円の収入なので、貯金は3,300万円必要
月収が15万円の場合、50年で9,000万円の収入なので、貯金は300万円必要
40代の場合
支出額:17万円×12か月×40年=8,160万円
年金収入:65,000円×12か月×15年1,170万円
支出額-年金収入=6,990万円が必要です。
月収が5万円の場合、40年で2,400万円の収入なので、貯金は4,590万円必要
月収が10万円の場合、40年で4,800万円の収入なので、貯金は2,190万円必要
月収が15万円の場合、40年で7,200万円の収入なので、貯金は不要
50代の場合
支出額:17万円×12か月×40年=6,120万円
年金収入:65,000円×12か月×15年1,170万円
支出額-年金収入=4,950万円が必要です。
月収が5万円の場合、30年で1,800万円の収入なので、貯金は3,150万円必要
月収が10万円の場合、30年で3,600万円の収入なので、貯金は1,350万円必要
月収が15万円の場合、30年で5,400万円の収入なので、貯金は不要
上記はあくまで目安で、今後もらえる年金額が変わる可能性もあり、1人1人の生活費も異なります。
セミリタイア後の仕事・アルバイト選びのコツ
セミリタイア生活において、仕事やアルバイトを選ぶ際にはいくつかのコツを押さえることが重要です。以下では、セミリタイア後の仕事・アルバイト選びのコツを詳しく説明します。
休日の予定を立てやすい仕事・アルバイトを選ぶ
セミリタイア生活を楽しむための一つのコツは、休日をある程度自分で決めることができる仕事やアルバイトを選ぶことです。
セミリタイアの醍醐味は、自分のスケジュールを柔軟に調整できることです。したがって、週末や休みの日を好きなように使うために、予定が立てやすい仕事を選びましょう。
好きで楽しい仕事・アルバイトを選ぶ
セミリタイア後の仕事・アルバイトを選ぶ際、好きで楽しいと感じる仕事を優先しましょう。
セミリタイアをする目的は人によって異なりますが、仕事をある程度選べるので、自分が好きで楽しめる仕事のほうがストレスなくできるでしょう。仕事が楽しいと、毎日が充実感にあふれ、セミリタイアした甲斐がでてきます。
単価が高い仕事・アルバイトを選ぶ
セミリタイア後の仕事・アルバイトを選ぶ際、単価が高い仕事を検討することも重要です。
単価が高い仕事を選ぶことで、労働時間を最小限に抑えつつ、収入を確保できます。これにより、セミリタイア生活を豊かに楽しむことができます。
セミリタイア後の仕事・アルバイトの注意点
セミリタイア生活は自由な時間を楽しむ素晴らしい機会ですが、仕事やアルバイトをするときに注意が必要です。以下では、セミリタイア後の仕事・アルバイトにおいて考慮すべき重要な注意点を詳しく説明しましょう。
非課税の金額を意識する
セミリタイア後の仕事やアルバイトにおいて、収入について意識すべき重要な点の一つは非課税の金額です。
非課税の金額とは、課税の対象とならない所得のことを指します。つまり、以下の金額に抑えることで所得税や住民税の支払いがなくなります。
税金 | 非課税になる金額 |
所得税 | 103万円(基礎控除48万円+給与所得控除55万円) |
住民税 | 98万円(基礎控除48万円+給与所得控除55万円) |
自分がなぜセミリタイアしたのかを忘れない
セミリタイアをするとき、その理由や目標を忘れないことが重要です。
自分がなぜセミリタイアしたのか、何を追求したいのか、それらの目標を意識することで、適切な仕事をできるでしょう。例えば、趣味のサーフィンの時間を楽しむためにセミリタイアしたものの、結局朝から週5日で働いてしまうと意味がなくなります。
収入が落ちてしまうと不安や欲求で、もっと稼ぎたいと思う方が増えるので、気をつけましょう。
将来の人生設計に合うように仕事をする
セミリタイア生活においては、将来の人生設計に合った仕事を選ぶことが大切です。
セミリタイアは一時的な休息ではなく、将来にわたるライフスタイルの一部として考えるべきです。将来の資金計画や生活の希望に合致する仕事を選びましょう。
生活費や娯楽費などをなんとなく使っていると、いつの間にか使いすぎていることはよくあります。出費が多かった月あるいは多くの出費が予想される月は、その分働いて帳尻を合わせましょう。
まとめ
本記事では、セミリタイア後の仕事・アルバイトについて詳しく解説しました。
セミリタイアは
・セミリタイア後におすすめの仕事やアルバイト
・リゾートバイト
・コンビニバイト
・宅配・フードデリバリー
・ガソリンスタンドスタッフ
・ライター
・スキル・コンテンツ販売
・物販・せどり
・ネットショップ
・介護スタッフ
・結婚相談所
・コインランドリー
・家庭教師
・ビルメンテナンス
・マンションの管理
セミリタイア後の仕事・アルバイト選びのコツ
・休日をある程度自分で決めることができる
・好きで楽しい仕事・アルバイトを選ぶ
・単価が高い仕事・アルバイトを選ぶ
詳細は本文で解説しているので、セミリタイアしたい方は参考にしてください。
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この記事の執筆者
フランチャイズ支援歴10年
松田 和也
大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。