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独立・開業

焼肉屋の開業6ステップ|必要資金や年収・小さな店舗でも経営を失敗させないコツ

焼肉屋の開業6ステップ|必要資金や年収・小さな店舗でも経営を失敗させないコツ

焼肉屋は初期費用が高く、競合店舗も多いので、簡単に稼げる業界ではありません。しかし、しっかりした市場調査や競合調査を行い、成功するためのコツを行うことで成功するチャンスはあります。

この記事では、焼肉屋の開業資金や平均年収、成功させるためのコツについて解説します。焼肉屋の開業に興味がある方は参考にしてください。

焼肉屋の経営は難しい?仕事内容は?

焼肉屋の経営は難しいのか、仕事内容についても詳しくご説明します。

焼肉屋の経営は難しいという印象があるかもしれません。焼肉屋は、近年のコロナ禍のような外的要因によって、経営状況が左右されることが多いです。

コロナ禍が落ちついた2023年からは経営状態が良くなっている店舗が多いが、コロナ禍でもテイクアウトや弁当販売などの臨機応変の対応ができる店舗は生き残っています。

また、しっかりしたコンセプトを持った店舗は他店との差別化ができることで、好調な売り上げを上げています。つまり、臨機応変の対応やしっかりしたコンセプトや計画を立てて営業できている店舗は、焼肉屋でも成功できるでしょう。

焼肉屋の仕事内容は、食材の調達からサービス提供まで、さまざまな要素で構成されています。

・メニュー開発
・在庫・売上管理
・仕入れ
・調理や仕込み
・接客
・経営戦略
・集客

以上のようなことが主な仕事となります。

焼肉屋を開業するメリット

焼肉屋は飲食業の中でも人気が高く、初心者でも成功のチャンスが広がっています。以下では、焼肉屋を経営する際のメリットを3つの要素に分けて詳しく説明します。

常に需要がある

焼肉屋を開業する最初のメリットは、常に需要があることです。

焼肉は、日本や世界中で愛される料理の一つであり、多くの人が焼肉を楽しむために外食に訪れます。焼肉屋は単価が高く、頻繁には行かないことが一般的でした。

しかし、1人焼肉や焼肉ランチが流行ってきていることで、より身近な存在となりました。つまり、多くの需要があることで、長期的で安定的な経営ができるでしょう。

リピーターが多い

焼肉屋を運営するメリットの2つ目は、リピーターが多いことです。

焼肉は、一度楽しむとその美味しさや楽しさに魅了され、リピート訪問するお客様が多いのが特徴です。お客様は、焼肉屋のような単価の高い店では失敗したくないという心理が強くなります。

つまり、一度訪れて料理やサービスに満足すれば、長期的に訪れてくれる可能性が上がります。

客単価が高く稼ぎやすい

最後に、焼肉屋の経営メリットとして、客単価が高く稼ぎやすい点があります。

焼肉は、高品質のお肉やサイドメニューを提供することが一般的で、それに比例して価格も高めです。

また、お酒を頼むお客様も多いので、お酒で単価を上げやすいビジネスでもあります。このため、焼肉屋は客単価が高いビジネスモデルであり、収益を上げやすいのです。

焼肉屋を開業するデメリット

焼肉屋を開業することには、多くの魅力がありますが、一方でデメリットも存在します。焼肉屋経営に関するデメリットについて、初心者でも理解できるように詳しく説明します。

開業資金が高い

焼肉屋を開業する最初のデメリットは、開業に必要な資金が比較的高いことです。

焼肉屋を運営するためには、物件取得費、設備、調理器具、食材など多くの初期費用がかかります。小さめのお店でも1,000万円以上かかることが一般的です。他の飲食店に比べても、高い傾向にあるので、資金面のリスクが高いと言えます。

労働時間が長くなる

焼肉屋を経営するデメリットの2つ目は、労働時間が長くなることです。

飲食業は通常、夜遅くまで営業することが多く、週末や休日にもお店を開いてお客様にサービスを提供します。肉の種類によっては仕込みに時間がかかることもあり、営業時間前から仕事があります。

特に、開業して初期のころは忙しいことが多く、実際に店舗に立つ時間は長くなるでしょう。

食中毒のリスク

最後のデメリットとして、焼肉屋経営には食中毒のリスクが存在します。

焼肉では生肉を調理するため、食材の扱いに細心の注意が必要です。誤った衛生管理や調理技術の不備が食中毒のリスクを高めることがあります。一度食中毒が店舗から出ると、信頼を取り戻すことが難しく、営業停止になることもあります。

最悪の場合、廃業にまで追い込まれることもあるので、従業員にもしっかりした教育が必要です。

焼肉屋の開業は儲かる?平均年収

焼肉屋のオーナーは儲かっているイメージもあると思いますが、平均年収は300万円ほどです。これは1店舗を経営している場合です。

大きめの店舗や複数の店舗を経営している場合は、600万円以上稼いでいる方も多くなります。

焼肉屋はチェーン店や個人経営店舗問わず、色んな店舗が出店されています。そのため、集客やターゲットの選定をしっかりすることが成功するための大きなポイントでしょう。

焼肉屋の開業で必要な開業資金

焼肉屋の開業費用と運営費用について説明します。

焼肉屋の開業資金

焼肉屋は店舗の規模によって開業資金は異なります。小さめの店舗だと1,000万円程度、中~大店舗だと2,000~4000万円ほどかかるのです。

今回は小規模店舗の場合で、シミュレーションしていきます。

項目 資金
物件取得費 300~500万円
内装工事費 500~1,000万円
設備・備品 250~600万円
広告宣伝費 0~50万円
合計 1050~2,150万円

こちらは小さめの店舗での見積もりなので、大きめの店舗だと倍ほどの資金が必要の場合もあります。

焼肉屋は、煙対策が特に重要なので、内装工事費や設備費で多くの資金が必要です。

焼肉屋の運営資金

運営資金も様々な要因によって大きく異なります。

月の売り上げが600万円の店舗で見ていきます。

項目 資金 売り上げからの目安
人件費 150~180万円 25~30%
賃料 30万円 5%
光熱費 12~18万円 2~3%
材料費 180万円 30%
広告宣伝費 0~30万円 0~5%
合計 372~438万円 62%~73%

上記はあくまで参考なので、高級店だと食材費が高額になることもあり、人件費や賃料も立地や時間によって変わります。

焼肉屋の開業資金の調達方法

焼肉屋を開業するためには、開業資金がたくさん必要です。ここでは、開業資金の調達方法をお伝えします。

金融機関からの融資

多くの場合、銀行や信用金庫などの金融機関から融資を受けることができます。しかし、審査は少し厳しめで、自己資金が求められることも多いので、初めての開業の方は審査に落ちることもよくあります。

信用保証付き融資…借主の返済が滞った場合に、信用保証協会が金融機関に「立て替え払い」を行う融資制度。その代わり、所定の信用保証料の支払いが義務である。

プロパー融資…保証人なしで自分で100%の責任を負う融資で、審査が厳しくなりやすい

金融機関の融資は上記のような制度があり、自分に合ったものを選びましょう。フランチャイズで開業する場合は、融資に関してもサポートしてくれる本部が多いので、審査に通りやすくなります。

日本政策金融公庫からの融資

日本政策金融公庫での融資は、初めての人も審査が通りやすくおすすめです。

「新創業融資制度」…新たに事業を始める方や事業開始後税務申告を2期終えていない方を対象とした保証人や担保なしで上限3,000万円の融資制度
「新規開業資金」…新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方を対象とした、保証人や担保なしで最大7,200万円の融資制度

上記のような制度があり、金融機関の融資が通らなかった方や低金利でお金を借りたい方はおすすめです。

焼肉屋を開業する方法

焼肉屋を開業する方法には、いくつかの選択肢があります。

ここでは、焼肉屋を開業する方法について、個人で開業する方法とフランチャイズで開業する方法に焦点を当てて詳しく説明します。

個人で開業する

個人で開業する方法は、独自の焼肉屋をスタートするための一つのアプローチです。

個人で開業することで、自分のアイディアやビジョンに基づいて、独自の焼肉店を運営可能です。また、営業時間や価格設定、広告戦略など、経営において全ての意思決定が自分で行えます。

しかし、逆に言うと初めての開業でも自分で準備から開業まで全て行う必要があります。集客もしっかり行わないと、集客に困り経営難になってしまうでしょう。

フランチャイズで開業する

フランチャイズで開業する方法は、既存の焼肉チェーンブランドに参加し、そのブランド名のもとで独立した店舗を運営する方法です。

有名なフランチャイズブランドを選べば、既に知名度があり、お客様を引き寄せやすくなります。これにより、集客の手間の軽減が可能です。

また、フランチャイズ本部は、開業者に対して経営やマーケティング、採用や教育などのサポート体制を提供してくれます。これにより、経験不足の経営者でも安心して開業可能です。

一方で、フランチャイズを運営する際には、フランチャイズ加盟料やブランドへのロイヤルティ料の支払いが必要です。これは売上から一部が差し引かれるため、収益が削られます。

経営方法に関しても、本部の方針に従う必要があるため、すべてが自由にできるわけではありません。

焼肉屋の開業で必要な準備

焼肉屋を開業するには、いくつかの重要なステップと準備が必要です。

ここでは、初心者でも理解できるように、焼肉屋の開業における主要な準備に焦点を当てて説明します。

市場・競合調査を行う

焼肉屋を開業する前に、市場調査と競合調査を行うことが不可欠です。これらの調査を通じて、どのエリアに焼肉屋を開業するか、どのような競合店が存在するかを理解します。

市場調査では、地域の需要、ターゲット層、消費者の好み、ライフスタイルなどを調査します。

競合調査は、競合店の数やタイプ、メニューや価格帯などの調査のことです。これにより、自身の焼肉店がどのような店舗にするか決めることができます。

メニューやターゲットを決める

焼肉屋を開業する際には、どのようなメニューを提供し、どのようなターゲット層を想定するかを決める必要があります。

まずは、市場調査や競合調査をもとに、どのような客層を引き寄せるかを明確にしましょう。例えば、家族向け、カジュアルなランチ、贅沢なディナーなどです。

メニューの選択は、ターゲットに合わせて肉の種類や価格、サイドメニュー、ドリンクなどを決めます。

立地や店舗を決める

適切な立地や店舗選びは、成功するために大切です。

開業するエリアの人口密度やライフスタイルに合わせて立地を選びます。駅近や繁華街など、お客様にアクセスしやすい場所は集客しやすいです。お客様が快適に過ごせる環境を提供するために、店内の広さ、装飾、席の配置などを計画します。

店舗は居ぬき物件を探すことで、内装工事費や設備費を削減することができます。

仕入れ先を決める

焼肉屋で提供するお肉や食材を調達する仕入れ先を選ぶことも大切です。品質とコストのバランスを取ることが必要です。

仕入れ先は、信頼性のあるお肉の供給業者を見つけ、価格と品質に納得できる仕入れ先を選びましょう。知り合いに焼肉屋の方がいれば、紹介してもらうのもいいでしょう。

スタッフの採用と教育をする

スタッフはお店の顔であり、サービス品質に影響します。スタッフの採用と教育に時間と労力をかけることが重要です。

開業の1か月前までにスタッフを採用し、トレーニングをする必要があります。フランチャイズで開業すると、スタッフの接客スキルや食材の調理方法の教育をサポートしてくれます。

経験や人格特性に合ったスタッフ選びが大切です。

店舗の宣伝をする

焼肉屋の開業後は、宣伝活動が欠かせません。お店を知ってもらい、お客様を引き寄せるための努力が必要です。

ウェブサイト、SNS、チラシなど、効果的な宣伝手段を検討しましょう。特に、SNSは宣伝費を削減でき、一気にバズることもあるので、利用するべきです。

また、客の評判や口コミを大切にし、満足度の高い食事体験を提供することも宣伝の一環です。

焼肉屋の開業で必要な資格

焼肉屋を開業するためには、取得しないといけない資格があります。以下で紹介していきます。

食料品衛生責任者

飲食店に1人以上は在籍していないといけない国家資格です。

オーナーが自分で取得するか、従業員に取ってもらうか、資格保有者を雇うことが必要です。各都道府県で行われている講習を受講終了して、保健所に申請することで資格を取得できます。

または、栄養士、調理師、製菓衛生師などの資格を保有している方は、保健所に申請するだけで大丈夫です。

飲食店営業許可

飲食店を営業するためには、飲食店営業許可を保健所に申請する必要があります。

申請の前に食品衛生責任者を取得しておかないといけませんので、早めに準備しておきましょう。

申請後、間取りや立ち入り検査等での審査が通れば、無事許可証が交付されます。

防火管理者

収容人数が30人以上の規模の飲食店を開業するときにのみ、防火管理者を設置しないといけません。

従業員を含めた人数です。施設の延べ面積が300㎡以上の場合、甲種防火管理者(2日間で約10時間で8,000円の講習)の資格が必要です。逆に、施設の延べ面積が300㎡未満の場合、乙種防火管理者(1日約5時間で7,000円の講習)の資格が必要です。

焼肉屋を成功させるコツ

焼肉屋を成功させるためには、いくつかの重要なコツがあります。ここでは、初心者にも理解しやすいように、焼肉屋の成功の秘訣を詳しく説明します。

差別化と独自性を出す

焼肉業界は競争が激しいため、差別化と独自性を出すことが重要です。他の焼肉店との違いを強調しましょう。

例えば、特別な調理法や珍しいメニュー、SNS映えするメニューなど、お店独自の要素を取り入れることで、お客様に印象を与えると良いでしょう。

ただ、おいしいお肉を提供することでは、成功することは難しいです。独自性を出すためにも、市場調査や競合調査をしっかり行いましょう。

ターゲットとコンセプトをしっかり決めておく

お店の成功には、ターゲット層とコンセプトの明確な設定が欠かせません。

先程もお伝えしましたが、どの層にターゲットを決めないと他の競合店舗に勝つことは難しいです。例えば、「近所の家族連れが来る店」「20代で恋人とデートで使いたい店」などです。

年齢層やどのタイミングで使うか、誰と使うかなどできるだけ具体的に決めましょう。

立地の選定にこだわる

焼肉屋の立地は成功の鍵なので、立地の選定に注意を払いましょう。

繁華街や駅前は人が集まりやすいので、おすすめの立地ではありますが、みんなにおすすめとは限りません。例えば、家族連れをターゲットにしている店舗では、車で行きやすい場所などのほうが立地選びではおすすめです。

自分のコンセプトやターゲットに合わせた立地を選びましょう。

利益を出すための営業をする

焼肉屋を成功させるためには、利益を出すための努力が必要です。利益を出すためには、食材の仕入れやロスを最小限に抑え、原価を管理することが重要です。

また、客単価や回転率を意識しましょう。焼肉屋は客単価×回転率で決まるので、自分の店ではどこに注力するのかを考えましょう。

集客は開業前から行う

お店を成功させるために、集客は開業前から始めましょう。

開業前から宣伝することで、開業してすぐに経営を軌道に乗せることができます。SNSでの集客を行う場合、自分の店舗独自のコンセプトをもって宣伝することが大事です。

例えば、今流行っていることを取り込んだりすることで、みんなに店舗のアカウントを見てもらえるでしょう。

また、宣伝は口コミも大事なので、常にお客様に満足してもらえる接客を心がけましょう。

焼肉屋の開業で起きがちな失敗

ここでは、焼肉屋を開業する際に起こりがちな2つの失敗に焦点を当て、それぞれの問題について詳しく説明します。

予定外な出費がある

焼肉屋を開業する際に起きがちな失敗の一つは、予定外の出費を計算していないことです。最初に計画した費用の範囲外で支出が発生することがあります。これは、新しいビジネスを始める際によくある問題です。

例えば、コロナ禍などでの営業休止などが挙げられます。これは、経営者にはどうにもできないので、余裕を持った資金繰りを行いましょう。

古い居抜き物件を借りる

もう一つは、古い居抜き物件を借りることです。居抜き物件は、以前の飲食店や事業が経営されていた場所を指します。

これらの物件は初期費用を削減できるため、魅力的に見えることがありますが、注意が必要です。例えば、中古の設備などを使っているので、故障する可能性があります。

新しい建物を借りることは初期費用が高くつくかもしれませんが、将来の修理やメンテナンスコストを削減し、お店の効率性を向上させる可能性もあります。そのため、物件を選ぶ際には安さだけでなく、将来の安定性も考慮することが重要です。

まとめ

本記事では、焼肉屋の開業について詳しく解説しました。

焼肉屋の開業は、店舗の立地や規模にもよりますが、開業資金は高めです。そのため綿密な事業計画を行うことが大切です。

焼肉屋を開業するメリット

・常に需要がある
・リピーターが多い
・客単価が高く稼ぎやすい

焼肉屋を成功させるコツ
・差別化と独自性を出す
・ターゲットとコンセプトをしっかり決めておく
・立地の選定にこだわる
・利益を出すための営業をする
・集客は開業前から行う

詳細は本文で解説しているので、小さな焼肉屋を開業したい方は参考にしてください。

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この記事の執筆者

フランチャイズ支援歴

松田 和也

大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。

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