メンズ脱毛のフランチャイズ開業は儲かる?開業資金や失敗しない方法を解説
フランチャイズ
フランチャイズのパーソナルジム開業に必要な資金や失敗しないコツを解説
フィットネス業界は健康意識が高まっている影響で需要が高まっています。そして、自分に合ったトレーニングで効率的に目標を達成させたい人も多く、パーソナルジムが注目されています。
そのため、パーソナルジムで開業したい人の数も高まっているのです。
この記事では、パーソナルジムをフランチャイズで開業した場合に必要な資金や失敗しないコツなどについて解説します。
この記事の目次
フィットネス業界の市場規模
フィットネス業界の市場規模は2000年以降右肩上がりに成長しており、2018年の売上高は2000年の1.7倍ほどにまで上がりました。
しかし、コロナウイルスの影響で売上高は減少して、廃業に追いつめられる企業も増えました。
一方で、コロナ禍では大人数の接触が避けられるパーソナルジムの需要も高まりました。パーソナルジムはマンツーマンのトレーニングになるので、関わる人も最小限に抑えることができるからです。
コロナが落ち着いてきてからは徐々に売上や会員数は増えてきているものの、ピークの時よりは少ない状況です。
ただし、高齢化が進んだ日本では健康意識が高まっているので、今後もフィットネスへの関心が高くなり、需要も拡大していくと予想されます。
パーソナルジムの特徴
パーソナルジムは、個々のニーズや目標に合わせたトレーニングを提供する施設です。その特徴には、以下のようなポイントがあります。
正しい姿勢でトレーニングができる
パーソナルジムでは、トレーニングを行う際に正しい姿勢やフォームを確認しながら指導します。
そのため、体の角度や位置などを注意しながら行うことで、怪我のリスクを減らし、効果的なトレーニングを行うことができます。
自分に合ったトレーニングがわかる
パーソナルジムでは、トレーナーが個々のメンバーの目標やニーズに合わせてプログラムを組みます。
トレーニングの種類や負荷なども考慮するので、自信をもってトレーニングに取り組むことができます。
好きなタイミングでマシンを使える
パーソナルジムでは、自分のトレーニング時間にはほかの人がいないので、マシンや設備を待たずに利用することができます。
そのため、混雑時にストレスを感じることなく、自分のペースでトレーニングを行うことができます。
ケガのリスクを抑えることができる
パーソナルジムでは、トレーナーが常にサポートするため、トレーニング中におけるケガのリスクを最小限に抑えることができます。
トレーナーが正しいフォームや動作を指導し、適切な負荷やトレーニングの進行を管理します。
集中しやすい環境にある
パーソナルジムはトレーナーとマンツーマンで行い、一般のジムと比べて比較的静かな環境なので、集中してトレーニングに取り組むことができます。
大勢の人が利用する一般のジムでは集中できない方にはおすすめです。
パーソナルジムフランチャイズのメリット
パーソナルジムのフランチャイズには、様々なメリットがあります。そのメリットには、以下のようなポイントがあります。
サポートがあり未経験でも挑戦できる
パーソナルジムのフランチャイズを展開する際には、フランチャイズ本部からのサポートが受けられます。
これには、事業の立ち上げから運営のサポート、マーケティングや広告の提供、トレーニングプログラムの提供、開業前研修などが含まれます。
つまり、経験がなくても、フランチャイズ加盟者は本部のサポートを受けながら、安心して事業を始めることができるのです。
ブランド力や知名度で集客しやすい
パーソナルジムのフランチャイズは、本部が持つブランド力や知名度を活かして集客することが可能です。
例えば、有名なパーソナルジムのフランチャイズであれば、顧客が安心して利用する傾向があります。
また、本部が行う広告やマーケティング活動によって、新規顧客を獲得しやすくなります。
店舗運営に集中できる
フランチャイズ加盟者は、フランチャイズ本部がマニュアルや管理ツールなどを提供してくれることで、店舗運営に集中することができます。
そのため、メイン業務の顧客対応に力を注ぐことができ、売上を向上しやすくなります。
パーソナルジムフランチャイズのデメリット
パーソナルジムのフランチャイズは、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、そのデメリットについて詳しく見ていきます。
ロイヤリティや加盟金が発生する
パーソナルジムのフランチャイズを展開する際には、本部に対して一定のロイヤリティや加盟金を支払う必要があります。
これは、ブランドやサポートを提供してもらうための費用として必要なものです。収益からロイヤリティを差し引いた上で利益を得るため、収益が少ない場合には負担となることがあります。
契約終了後に同業で事業ができない
パーソナルジムのフランチャイズ契約を終了した後、一定期間内に同業の事業を展開することが制限される場合があります。
これは「競業避止義務」と言い、ノウハウの流出を防ぐためのもので、加盟者にとっては事業展開の自由が制限されることになります。
そのため、契約内容をよく確認し、将来の展望を考慮することが必要です。
本部のマニュアル・方針に従う必要がある
パーソナルジムのフランチャイズを展開する際には、本部が定めるマニュアルや方針に従う必要があります。
これは、ブランドの統一性やサービスの品質を保つための措置ですが、加盟者が自らのアイデアや独自の経営方針を導入することが難しくなるでしょう。
そのため、フランチャイズ加盟を考える際には、本部の方針と自身の経営理念が合致しているかどうかを慎重に検討する必要があります。
パーソナルジムフランチャイズは儲かる?平均年収は?
パーソナルジムをフランチャイズで開業する人の平均年収は500万円前後と言われています。固定客が増えてくると収入も安定して増えやすくなります。
ただし、1店舗で従業員を抱えずに運営する場合、収入には限界があるでしょう。
そのため、1,000万円以上安定的に稼いでいきたい方は従業員を育てて、場合によっては多店舗展開も視野に入れることも必要です。
しかし、パーソナルジムはトレーナーの能力やスキルによって成功の可否が大きく分かれるので、1店舗目が上手くいっても失敗するリスクがあることを頭に入れておきましょう。
パーソナルジムフランチャイズの開業資金や運営資金
パーソナルジムをフランチャイズで開業する場合、開業資金や運営資金が必要です。ここでは、いくら必要なのかの目安をお伝えします。
パーソナルジムフランチャイズの開業資金
パーソナルジムは規模や立地によって開業資金は大きく変わり、200~1,000万円ほどで開業できます。
以下では、例としてパーソナルジムの開業資金でかかる項目や金額を説明していきます。
項目 | 金額 |
加盟金 | 50万円 |
保証金 | 50万円 |
研修費 | 30万円 |
物件取得・内装工事費 | 200万円 |
設備導入費 | 100万円 |
雑費・広告費 | 50万円 |
加盟金はブランドや商標権利用、サポート提供に対して支払う初期費用です。フランチャイズによって金額が異なります。中には加盟金が0円のフランチャイズもあります。
保証金も初期費用の1つで、毎月支払うロイヤリティが支払えなかった時のための費用です。そのため、契約解除時に返ってきます。
研修費は開業前に行う研修にかかる費用です。研修費は加盟金の中に含まれているフランチャイズもあり、しっかり確認しておきましょう。
物件取得費や内装工事費は、店舗を契約して工事を行い、営業できる状態に持っていくまでの費用です。パーソナルジムは1部屋分のスペースで開業できるので、コストの削減がしやすいです。内装工事はフランチャイズ本部の方針に従うことになります。
設備導入費は、マシンやシャワールームなどトレーニングに必要なものなどです。
広告費は、本部が行う広告宣伝活動の費用を一部負担するようなところもあり、実際に店舗側で宣伝をしなくてもいいフランチャイズもあります。
パーソナルジムフランチャイズの運営資金
運営資金もロイヤリティや規模・立地などによって異なりますが、数十万円~数百万円規模となっています。
以下では、例として月の売上150万円のパーソナルジムの運営資金でかかる項目や金額を説明していきます。
項目 | 金額 |
人件費 | 45万円 |
賃料 | 10万円 |
消耗品費 | 5万円 |
通信・水道光熱費 | 2.5万円 |
広告費 | 10万円 |
ロイヤリティ費(12%) | 18万円 |
人件費の売上からの割合を見ると、30%ほどです。仮に従業員を雇わずに1人で営業する場合は、人件費はかかりません。
賃料の売上からの割合を見ると、10%以下です。飲食店などと違い賃料を抑えやすいので、小さく始めることが大事です。
消耗品費の売上からの割合を見ると、5%以下です。仕入れ先は本部で決められていることが多く、日頃から大切に物を扱うことで消耗品費を抑えましょう。
通信費や水道光熱費の売上からの割合を見ると、1〜2%前後です。
広告費の売上からの割合を見ると、5~10%ほどです。固定客が増えてくると、広告費を下げやすくなります。
ロイヤリティは12〜15%前後のフランチャイズが多いです。
フランチャイズでパーソナルジムを開業する準備
パーソナルジムのフランチャイズを開業する準備は、慎重な計画と準備が必要です。以下では、その具体的なステップを見ていきます。
資金状況・開業の目的を認識する
まずは、開業に必要な資金状況を認識するために、開業するために準備できる資金を洗い出します。
また、なぜパーソナルジムを開業したいのか、どんな目標を持っているのかも明確にしておくことで、フランチャイズを選びやすくなります。
資料請求や説明会への参加
興味を持ったフランチャイズに対して資料請求を行い、詳細な情報を入手しましょう。
その中から気になるフランチャイズの説明会に参加して、フランチャイズの運営方法や条件などの話を聞きます。
これにより、自身が本当にそのフランチャイズに適しているかどうかを判断することができるでしょう。
フランチャイズ担当者との面談
興味を持ったフランチャイズについて、担当者と面談を行いましょう。この際、質問を準備しておいて、自身の疑問や不安な点をしっかりと確認することが大事です。
また、フランチャイズのビジョンや方針と自身のビジョンが合致しているかも確認しましょう。
契約審査申し込み
フランチャイズに加盟する場合は、契約審査を申し込む必要があります。
この審査では、加盟者の経歴や資金状況、事業計画などが総合的に評価されます。審査に通過することで、正式に加盟契約を結ぶことができます。
店舗選び
適切な場所に店舗を構えることは、パーソナルジムの成功にとって非常に重要です。
人通りの多い場所や住宅地の近くなど、ターゲット顧客にアクセスしやすい場所を選びましょう。また、資金を考慮したうえで、広さや立地を決めることが重要です。
内装工事や設備・備品の導入
店舗を決定したら、内装工事や設備・備品の導入を行いましょう。
内装工事では、フロアの仕上げや壁の塗装、マシン設備の設置などが行います。
採用や研修
店舗を準開業する際には、スタッフの採用と研修も重要なポイントです。トレーナーや受付スタッフなど、必要な人材を募集しましょう。また、新人スタッフやトレーナーには、本部の適切な研修を受けてもらいます。
また、開業当初は人件費を抑えるために自分だけで行う事業者も多いです。
パーソナルジムフランチャイズを失敗しないコツ
パーソナルジムのフランチャイズを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、失敗しないためのコツについて見ていきましょう。
小さく始める
大きなリスクを冒さずに事業を展開するためには、小さく始めることが重要です。最初は小規模な店舗でスタートし、少ない投資でリスクを最小限に抑えましょう。
また、顧客の反応や市場の動向を見ながら、徐々に事業を拡大していくことがポイントです。
事業を成功させることも大事ですが、失敗しないことも同じくらい重要です。
顧客の悩みや目的に寄り添う
パーソナルジムの成功は、顧客の満足度に大きく依存します。そのため、顧客の悩みや目的に真剣に向き合い、そのニーズに合ったサービスを提供することが重要です。
顧客は自分の悩みの解決や目的を達成できれば、そのトレーナーのことを信頼します。結果として、固定客になり、安定した売上が期待できます。
オンライントレーニングを取り入れる
近年、オンライントレーニングが注目されています。これは、顧客が自宅やオフィスからでもトレーニングを受けることができるサービスです。
パーソナルジムのフランチャイズでは、オンライントレーニングを取り入れることで、顧客の利便性を高めることができます。
例えば、忙しいビジネスパーソンや遠方に住む顧客にとって、オンライントレーニングは魅力的な選択肢となります。
失敗しないパーソナルジムフランチャイズ本部の選び方
パーソナルジムのフランチャイズを成功させるためには、適切な本部を選ぶことが非常に重要です。ここでは、失敗しないための本部選びのポイントについて見ていきましょう。
再現性のあるビジネスモデルを持っているか
まず、本部が持つビジネスモデルが再現性の高いものであるかどうかを確認しましょう。
そのためには、他の加盟店でも成功しているかどうかを見極めることが重要です。
本部が持つビジネスモデルが、様々な地域や環境において成功しているかどうかを確認することで、自身の事業が成功する可能性が高まります。
特に重要なのは、未経験からでも成功できるような仕組みになっているかどうかです。
加盟店の実績がいいか
本部に加盟している店舗の実績も重要な指標です。成功している加盟店が多いほど、本部の信頼性が高いと言えます。
加盟店の実績を調査し、売上や顧客満足度などの情報を入手することで、本部の信頼性を判断することができます。
自分の資金状況でも開業可能かどうか
フランチャイズを選ぶ際には、自身の資金状況も考慮することが必要です。
加盟料やロイヤリティ、初期投資など、必要な資金が自身の予算内であるかどうかを確認しましょう。
無理して開業してしまうと金銭的にも精神的にも余裕がなくなり、失敗確率が高くなります。
サポート体制が整っているかどうか
成功するためには、本部からの適切なサポートが欠かせません。加盟前から開業後まで、適切なトレーニングやマーケティング支援、経営相談など、幅広いサポートが必要です。
本部が十分なサポート体制を整えているかどうかを確認し、自身の事業を成功に導くためのサポートを得られるかどうかを見極めましょう。
独自の強みを持っているかどうか
最後に、本部が独自の強みを持っているかどうかを確認しましょう。競合他社との差別化が重要な要素となります。
例えば、独自のトレーニングメソッドやサービス提供方法、顧客サポート体制など、他社とは異なる特徴を持つ本部を選ぶことで、競争力を高めることができます。
まとめ
本記事では、パーソナルジムのフランチャイズについて詳しく解説しました。
フィットネス業界の需要は2000年頃から年々増えてきて、コロナ禍で落ち込みましたが、今後も増えていくと見込まれています。
パーソナルジムは在庫も抱えずに、小さく始めることができるので、初めての開業の方にもおすすめです。
パーソナルジムフランチャイズを失敗しないコツ
・小さく始める
・顧客の悩みや目的に寄り添う
・オンライントレーニングを取り入れる
失敗しないパーソナルジムフランチャイズ本部の選び方
・再現性のあるビジネスモデルを持っているか
・加盟店の実績がいいか
・自分の資金状況でも開業可能かどうか
・サポート体制が整っているかどうか
・独自の強みを持っているかどうか
詳細は本文で解説しているので、パーソナルジムのフランチャイズについて知りたい方は参考にしてください。
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この記事の執筆者
フランチャイズ支援歴10年
松田 和也
大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。