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フランチャイズ

脱毛サロンをフランチャイズで開業するメリットや失敗しない方法を解説

脱毛サロンをフランチャイズで開業するメリットや失敗しない方法を解説

従来は女性がメインターゲットでしたが、近年男性で脱毛を行っている人が増えています。そのため、脱毛サロンを展開している企業も多く、競争が激しくなっています。脱毛サロンを運営している企業の中には、個人サロンもあれば、フランチャイズ企業もあります。

そこで、この記事では、脱毛サロンをフランチャイズで開業するメリットや失敗しない方法などについて解説します。

この記事の目次

セルフ脱毛サロンの需要が高い理由

人気の理由

セルフ脱毛サロンが人気を博している理由は、いくつかの要因があります。その中でも、安価であること、コロナウイルスの影響、そして気軽に利用できるという点が特に注目して解説します。

通常の脱毛サロンよりも安い

セルフ脱毛サロンの需要が高い理由の1つは、一般的な脱毛サロンよりも安価である点です。

通常の脱毛サロンでは、専門のスタッフが施術を行い、その技術やサービスに対して料金が発生します。

しかし、セルフ脱毛サロンはお客様自身で脱毛を行うため、人件費や施術費がかからないためにコストが低く抑えられています。

これにより、多くの人々が安い価格で利用することができるのです。

コロナウイルスの影響

さらに、最近の状況では、コロナウイルスの影響もセルフ脱毛サロンの需要を高める要因となっています。

感染拡大を避けるため、密集した場所や他人との接触を避ける傾向がありました。そのため、施術者とお客様が密室空間にならずに1人で行えるセルフ脱毛も人気です。

現在はコロナウイルスの感染が落ち着いていますが、今後いつ感染症が流行るかわからないので、一定以上の需要は見込めると考えられています。

恥じらいなく気軽にできるため

最後に、セルフ脱毛サロンが恥じらいを感じることなく気軽に利用できる点も大きな魅力です。

自分で行うため、他人の目を気にせずに施術をすることができます。

特に、VIO脱毛などのデリケートな部位の脱毛に抵抗がある人々にとっては、プライバシーが守られるセルフ脱毛サロンは心理的な負担が少なく、利用しやすい環境と言えます。

脱毛サロンフランチャイズのメリット

脱毛サロンのフランチャイズを展開することには、多くのメリットがあります。特に、未経験者でも開業できる点や、集客がしやすい点、そして開業までのスムーズなプロセスが挙げられます。

未経験でも開業できる

脱毛サロンのフランチャイズを展開する際には、既に成功している事業のノウハウや運営方法が既に確立されています。

そのため、未経験者でもその方針やコンセプトに従って経営を行うことで、成功する可能性が高まるのです。

また、開業前に研修があるので、脱毛の施術方法や顧客対応など、必要なスキルや知識をフランチャイズ本部から学ぶことができます。

これにより、事業を始める際の不安やリスクを軽減することができます。

個人経営よりも集客がしやすい

脱毛サロンをフランチャイズで展開する場合、既存のブランドを利用して開業ができます。

そのため、顧客からの信頼がある状態でのスタートとなり、個人でサロンを経営する場合と比べて、集客がしやすいということです。

また、マーケティング支援や広告活動もフランチャイズ本部側でも行ってくれるので、集客を促進する手助けとなります。

開業までがスムーズにできる

脱毛サロンのフランチャイズを展開する場合、開業までのプロセスがスムーズであることも大きなメリットの一つです。

フランチャイズ本部が事業計画や施設の選定、機器の調達などをサポートしてくれるため、開業に関する多くの手間や労力を省くことができます。

これらにより、開業までの期間を短縮し、早くから収益を得ることが可能となります。

脱毛サロンフランチャイズのデメリット

脱毛サロンのフランチャイズを展開することには、多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。

特に、加盟金やロイヤリティの支払い、経営の自由度の制限、そして本部や他の加盟店の影響を受けることが挙げられます。

加盟金やロイヤリティがかかる

脱毛サロンのフランチャイズを展開する際には、加盟金やロイヤリティと呼ばれる一定の料金がかかります。

加盟金は初期費用として支払い、ロイヤリティは毎月一定の金額を本部に支払います。

これらは、フランチャイズ本部に対するブランド・商標使用権やサポート料として支払われるものです。

つまり、毎月の売上が全て自分のものになるわけではありません。

経営の自由度に制限がかかる

フランチャイズ契約は、フランチャイズの方針に従う必要があります。例えば、営業時間や価格設定、サービス内容などです。

これにより、経営の自由度が制限され、加盟店経営者は自分の行いたいサービスをできないことがあります。

ただし、今まで成功してきたフランチャイズの方針になるので、その方針通りに行っていれば、一定の成果は見込めるでしょう。

本部や他の加盟店の影響を受ける

フランチャイズでサロンを展開することにより、加盟店は本部や他の加盟店の影響を受けることがあります。

例えば、本部が全体の方針や戦略を変更した場合、加盟店もそれに従わなければなりません。

また、本部や他の加盟店の評判が悪い場合、その影響を受けるでしょう。

例えば、ある別の加盟店が不祥事を起こした場合、自分の店舗が関係なくても顧客からは同じように見られてしまいます。

脱毛サロンフランチャイズは儲かる?平均年収は?

収入

脱毛サロンをフランチャイズで開業した場合、平均年収は300~400万円ほどと言われています。もちろん個人差があるので、年収1,000万円以上稼いでいる人もいます。

逆に、美容業界は競争が業界でもあるので、100万円にも満たない方がいるのも事実です。

以下では、年収300~400万円を稼ぐためのシミュレーションをしていきます。

売上

1ヶ月の売上:60万円

経費

項目 金額
賃料 7万円
水道光熱費 1万円
広告費や諸経費 6~7万円
ロイヤリティ 5万円(固定)
その他(システム利用料や機器の割賦金など) 10万円
合計 29~30万円

1ヶ月の収入

売上:60万円 - 経費合計:29~30万円 = 30~31万円

年収

30~31万円×12か月=360~372万円

脱毛サロンフランチャイズの初期費用やロイヤリティ

脱毛サロンをフランチャイズで展開していく場合、初期費用や毎月のロイヤリティが必要です。以下で詳しく解説していきます。

脱毛サロンフランチャイズの初期費用

脱毛サロンのフランチャイズ開業費用は、250万~500万円ほどかかる店舗が多いです。中には、数万円~のところや1,000万円以上かかるところもあります。

ただし、安すぎる場合は、他の金額が高いことがあるので注意が必要です。

以下では、例として脱毛サロンの開業費用でかかる項目や金額を説明していきます。

項目 金額
加盟金 100万円
物件取得費 50万円
内装工事費 30万円
機器導入費 300万円
備品費 20万円
広告費 20万円
システム導入費 50万円

加盟金は0円の場合もあれば、数百万円の場合もあります。

物件取得費や内装工事費は、賃料や規模感によって異なります。

機器導入費用は一括で払えない方も多いので、分割で毎月支払う方も多いです。

脱毛サロンフランチャイズのロイヤリティ

ロイヤリティは売上に応じて本部に支払うお金です。

ロイヤリティには主に3つの方式があるので、以下で解説します。

  • 売上歩合方式

これは、売り上げに応じて決められた%を支払う方式です。

例えば、売上が100万円でロイヤリティが5%だとすると、5万円をロイヤリティとして本部に支払います。

  • 定額方式

こちらは売上金額に関係なく、毎月一定金額を支払う方式です。そのため、売上が100万円でも50万円でも同じ金額を支払います。

  • 粗利分配方式

こちらはエステサロンやコンビニでよく採用されている方式で、売上総利益に対してロイヤリティを支払う仕組みです。

売上総利益は売上から原価を引いた金額なので、割合が同じ場合は売上歩合方式よりもロイヤリティ支払い額が少なくなります。

脱毛サロンのフランチャイズのロイヤリティは、5~10%で設定されていることが多いです。

ただし、ロイヤリティ以外の項目でシステム利用料や広告費などの毎月かかる費用が請求されるフランチャイズもあります。

フランチャイズで脱毛サロンを開業する準備

準備

脱毛サロンのフランチャイズを展開するためには、慎重な準備が必要です。以下では、その準備の手順について詳しく説明します。

資料請求や説明会への参加

まずは、興味を持ったフランチャイズ事業の資料請求や説明会への参加をしましょう。

資料や説明会を通じて、フランチャイズのビジネスモデルや加盟条件、料金などについて詳しく知ることができます。

その段階では費用は発生しないので、安心しましょう。

フランチャイズ担当者との面談

資料や説明会を受けた後は、フランチャイズ担当者との面談を行います。

この面談では、加盟条件や契約内容、サポート内容などについて直接話を聞くことができます。また、自身の疑問や不安を解消するためにも、積極的に質問をしてみましょう。

サロンの見学

面談後、実際に営業を行っている店舗に見学を行き、内装や設備、清潔さや雰囲気などを確認します。

見学では実際に自分が働いている姿を想像しながら行うのがおすすめです。ここでも、気になるところは担当者に質問しましょう。

契約審査申し込み

フランチャイズ契約を締結するために、本部に対して契約審査の申し込みを行います。

この審査では、加盟者としての資格や資金・信用情報などが調査されます。

条件に達していたら誰でも加盟者になれるわけではないので、面談や普段のやり取りなどでも丁寧な対応をしておきましょう。

加盟金の支払い

契約審査が通過した後は、加盟金など必要な初期費用を支払います。

基本的に加盟金は支払った後に返還されないので、何度も契約内容などを確認しておきましょう。

また、契約締結してから数日以内に振り込みを求められるケースもあるので、前もってお金を巡視しておくことが必要です。

店舗選び

開業するにあたり、適切な店舗を選ぶことが重要です。

店舗の立地や周辺環境、競合店の有無、予算などを考慮して、将来的な集客やビジネス展開の可能性を見極めて選びましょう。

フランチャイズで開業する場合、本部も一緒に店舗選びをサポートをしてくれるので、アドバイスを参考に店舗を選びます。

内装工事や設備・備品の導入

店舗が決まると、店舗の内装工事や設備・備品の導入を行います。

フランチャイズの場合、ある程度の内装や設備は決まっているので、マニュアルに沿って進めていきましょう。

集客やキャンペーンを行う

開業準備が整ったら、集客やキャンペーンの実施を開始します。

フランチャイズは個人サロンに比べると集客しやすいですが、独自のキャンペーンを行うことも重要です。

例えば、新規限定キャンペーンや〇〇歳以下限定、期間限定など様々なキャンペーンを行うことで、まず認知してもらいましょう。

最近はSNSで調べる方も多いので、OPEN前からアカウントを運用しておくといいでしょう。

脱毛サロンフランチャイズを失敗しないコツ

成功の秘訣

脱毛サロンのフランチャイズ展開は成功の可能性が大きい一方で、失敗のリスクもあります。

そのため、失敗しないコツを学び、リスクを最小限に抑えることが重要です。以下では、そのコツについて詳しく説明します。

ターゲット層を明確にする

まず重要なのは、どのような顧客層をターゲットにするかを明確にすることです。

脱毛サロンは、年齢や性別、所得層など、さまざまな要因によって顧客のニーズが異なります。例えば、若い女性をターゲットにしたい場合は、費用が安いコスパ重視のプランを作ることが必要です。

明確なターゲット層を設定することで、効果的なマーケティングやキャンペーン・サービス提供が可能となります。

効果とリスクを考慮して脱毛マシンを選ぶ

脱毛サロンの成功には、適切な脱毛マシンの選択が欠かせません。

脱毛マシンの種類や性能はさまざまであり、効果やリスクも異なります。例えば、男性も通えるサロンであれば剛毛でも効果が高いマシンや日焼け肌でも問題ないマシンを選ぶなどの工夫が必要です。

顧客の肌質や毛質に合った適切な脱毛マシンを選ぶことで、効果的な施術を提供し、顧客満足度を高めることができます。

集客とリピート率の両方にこだわる

脱毛サロンの成功には、集客とリピート率の両方にこだわることが重要です。

集客には、効果的なマーケティングや広告活動が欠かせません。SNSを活用した集客が主流ではありますが、紹介割引制度など様々な集客方法を試してみましょう。

また、顧客が一度来店した後も定期的に利用してもらうためには、質の高い施術やサービス、そしてターゲット層に合った価格設定が必要です。

特に、都度払いプランの場合は何度も来店してもらわないと収益に繋がらないので、リピート率にこだわりましょう。

顧客の信頼を獲得し、リピート率を高めることで、長期的なビジネスの安定性を確保することができます。

失敗しない脱毛サロンフランチャイズ本部の選び方

脱毛サロンのフランチャイズを展開する際には、適切な本部を選ぶことが成功の鍵となります。しかし、多くの本部が存在する中で、どの本部を選ぶべきか迷うこともあるでしょう。

ここでは、失敗しない脱毛サロンフランチャイズ本部の選び方について詳しく説明します。

開業コストを抑えることができる本部を選ぶ

まず重要なのは、開業コストを抑えることができる本部を選ぶことです。

開業時には様々な費用が必要となりますが、これらが適切に設定されている本部を選ぶことで、開業時の負担を軽減することができます。

ただし、コストは安いほうがいいですが、収益化がしっかりできそうかを見極めることもポイントです。初期コストが安くても、利益が少ないとあまり意味がないからです。

ロイヤリティの制度に納得のいく本部を選ぶ

次に重要なのは、ロイヤリティの制度に納得のいく本部を選ぶことです。例えば、ロイヤリティが高くてもサポート体制や売上が高いと支払う価値があるでしょう。

逆に、ロイヤリティが安くても別途かかる費用(広告費やシステム料金など)が高かったり、売上が想定よりも低いと意味がありません。

そのため、自身の経営計画や収益予測と照らし合わせて、納得のいくロイヤリティ制度を設けている本部を選ぶことが重要です。

他社との差別化や強みを持っている本部を選ぶ

最後に重要なのは、他社との差別化や強みを持っている本部を選ぶことです。

脱毛サロン市場は競争が激しいため、他社との差別化が成功の鍵となります。そのため、本部が独自の技術やサービス、顧客サポートなどを提供しているかどうかを見極めることが重要です。

また、本部のブランド力や知名度も重要な要素となります。有名な本部であれば、集客がしやすくなるため、加盟店の成功につながります。

まとめ

本記事では、脱毛サロンフランチャイズについて詳しく解説しました。

脱毛サロンをフランチャイズで開業するメリットは、未経験でも開業できる、個人サロンよりも集客しやすい、開業までがスムーズといったことが挙げられます。

ロイヤリティや初期費用は脱毛サロンによって異なるので、自分が納得できる本部やプランを選びましょう。

脱毛サロンフランチャイズを失敗しないコツ
・ターゲット層を明確にする
・効果とリスクを考慮して脱毛マシンを選ぶ
・集客とリピート率の両方にこだわる

失敗しない脱毛サロンフランチャイズ本部の選び方
・開業コストを抑えることができる本部を選ぶ
・ロイヤリティの制度に納得のいく本部を選ぶ
・他社との差別化や強みを持っている本部を選ぶ

詳細は本文で解説しているので、脱毛サロンのフランチャイズについて知りたい方は参考にしてください。

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この記事の執筆者

フランチャイズ支援歴10年

松田 和也

大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。

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