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40代で脱サラ起業するべき理由5選!おすすめ事業や失敗しないためのコツを解説
40代で脱サラ起業するのは簡単ではありませんが、メリットも多く、40代だからこその強みもあります。
この記事では、40代で脱サラ起業するべき理由、おすすめの事業、失敗しないコツなどについて解説します。40代から脱サラして起業したい方は参考にしてください。
この記事の目次
40代で脱サラ起業するべき理由5つ
40代で脱サラするのは、どうなのかと思う人もいるかもしれません。実は40代は、30代に次いで2番目に脱サラする人が多く、おすすめの時期でもあります。そこで、40代で脱サラ起業するべき理由についてお伝えします。
50代になると脱サラを諦めてしまう可能性がある
脱サラ起業の最適なタイミングは人によっても異なりますが、40代は注目すべき時期といえます。
50代に差し掛かると、新たな挑戦をためらう人が増え、脱サラのチャンスを逃す可能性が高まります。しかし、40代であれば、まだ諦めずに最後のチャンスだと一歩を踏み出せる人もいるでしょう。
体力的・精神的エネルギーが残っている
40代は一般的に、まだ仕事を頑張ろうという活力が残っている方も多いです。
脱サラして起業する場合、起業準備や営業などを行わないといけないので、体力・精神的エネルギーが必要です。
50代になると頑張ろうという気持ちがあっても、体力的に厳しいという声も聞くので、頑張れる最後の年代とも言えます。
経験や知識・人脈が豊富な時期
40代は仕事を通じて蓄積された経験や知識、そして築かれた人脈が豊富な時期です。
これらの資産は新しい事業を立ち上げる上での最大の強みとなります。
脱サラ起業においては、過去の体験や知識を活かしてビジネスを展開することが大切です。
若い時よりも経済的余裕がある
40代になると、若い頃に比べて経済的な余裕が出てくることが一般的です。これは脱サラ起業において大きなアドバンテージです。
脱サラする際には不確実性やリスクがつきものですが、40代ならば若い時よりも経済的に余裕があるため、資金を準備しやすくなります。
経済的な安定感があることで、挑戦できる幅が広がります。
誰でも稼げるチャンスがある時代
現代は情報化が進み、新しいビジネスモデルや技術が次々と登場しています。これにより、誰もが稼げるチャンスが広がっています。
誰でも稼げる時代だからこそ、若い年代にはないビジネス力や会社員としての経験などを融合して、より良い事業を発展させていけるでしょう。
40代脱サラ後の独立方法4つ
40代脱サラ後の独立方法は大きく分けて4つあります。それぞれの特性や事業によって向き不向きがあります。ここでは、それぞれの特徴をお伝えします。
個人事業主
40代で脱サラして独立する方法の一つに「個人事業主」があります。
個人事業主になるメリットは、比較的低いスタートコストで事業を始められることです。また、開業届を提出するだけでスタートできます。
デメリットとしては、法人よりも社会的信用が低く、融資が通りにくくなることがあります。売上が大きくなる見込みができるまでは、個人事業主として始めるのが良いでしょう。
法人
次に挙げられる方法が「法人設立」です。
会社を設立する場合、登記や定款作成等で費用がかかり、株式会社で25万円程度、合同会社で10万円程度かかります。
しかし、社会的信用度が高く、資金調達がしやすいメリットがあります。また、売上が伸びていくほど、法人のほうが税制的に有利になるので、売上が高くなってから法人に切り替えると良いでしょう。
フランチャイズ
脱サラ後に新しいビジネスを始めるなら、「フランチャイズ」も一つの選択肢です。
フランチャイズは、既存の成功したビジネスモデルを提供され、そのブランドやサポートを受けながら独立できます。
フランチャイズの魅力は、既存の成功事例をもとにしたリスクの低さと、フランチャイザーからのサポートがあることです。しかし、注意が必要なのは契約内容の確認と、フランチャイズ料やロイヤリティの支払いが発生する点です。
成功するためには、契約前にしっかり調査を行い、将来の計画を見据えましょう。
後継ぎ
最後に挙げる方法が、後継ぎとして独立する方法です。
これは、既存のビジネスを引き継いで経営を担当する形態であり、オーナーの引退や事業の縮小を検討している場合にチャンスが広がります。一般的に想像するのは、親族間での継承が多いですが、実は他にも方法はあります。
例えば、経営者の下で働いていた役員や従業員の方が事業を受け継ぐ場合です。または、外部から第三者として承継する形もあります。
後継ぎビジネスは、既存の顧客基盤や信頼を受け継ぐことができるため、スタート時の安定感があります。
40代で脱サラ起業するメリット
40代で脱サラすることでのメリットはたくさんあります。ここでは、そのメリットについて1つずつ解説していきます。
長年の経験や知識が活きる
40代で脱サラ起業するメリットの一つは、これまでの長年にわたる経験や知識が存分に活かせる点です。
仕事を通じて培ってきたスキルや経験値・洞察力は、新しい事業をスタートさせる上で非常に強力な武器となります。
市場や業界のニーズを的確に理解し、他者には真似できない独自の価値を提供できる可能性もあります。
裁量権や決定権が自分にある
40代での脱サラ起業の魅力の一つは、裁量権や決定権が自分にあることです。
これまでの組織での経験から得たリーダーシップや意思決定能力が、独立したビジネスを成功させるための重要な資産となります。
大企業や組織では意思決定が多くのプロセスを経て行われることが一般的ですが、脱サラして起業することで、自分のビジョンやアイディアを素早く実現できます。
また、自分が受けたい仕事、高収入を狙える仕事だけを受けることも可能です。
仕事にやりがいや充実感を求めることができる
40代での脱サラは、仕事においてより深いやりがいや充実感を追求するチャンスです。
会社や組織で働くと、したくない仕事や同じ仕事ばかりでやりがいがなくなっている人もいるでしょう。
しかし、起業することで、自らが創り出したビジネスの成果を実感し、達成感を得ることができるようになります。
これにより、仕事に対するモチベーションが向上し、毎日の努力による成果が直接的に自分に返ってくることで、仕事への情熱が深まります。
家族やプライベートの時間を確保しやすい
脱サラして独立することで、仕事だけでなく家族やプライベートの時間もより充実させることができます。
会社勤務では難しかった柔軟な働き方やスケジュール管理が、自分でビジネスを経営する上で実現可能です。
家族との時間や趣味、休息を優先するため、自分のスケジュールを調整しやすくなるので、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。
これにより、精神的な安定感が増し、仕事に対するモチベーションも向上します。
40代で脱サラ起業するデメリット
40代で脱サラすることにはメリットと同時に、デメリットも存在します。ここでは、そのデメリットについて解説していきます。
社会保険や厚生年金に加入できない
40代脱サラ起業のデメリットの大きな一つが、社会保険や厚生年金に加入できなくなることです。
これまでの会社勤めでは雇用保険や健康保険、厚生年金などが提供され、安心感を与えてくれましたが、起業することでこれらの制度から外れることになります。
病気やケガ、失業時の保険がなくなるので、貯金を含めた準備が必要になってきます。
税金の負担や支払いの手間が増える
脱サラして独立することで、税金に関する負担が大きく変わります。
サラリーマン時代とは異なり、自分で経費や所得の計算、確定申告などの手続きが必要です。
また、税金自体の負担も増えるので、経済的な負担となります。しっかり正しい税金を納めるためには、日々の帳簿管理や経費管理をしっかり行う必要があります。経済的余裕がある人は、税理士に依頼すると良いでしょう。
収入や社会的信用が不安定となる
脱サラすることで、会社員の固定給とは異なり、自分が働いた分が収入となります。
これは、収入が伸びやすい一方で、仕事が上手くいかないと収入が0になることもあるでしょう。
また、社会的信用度も下がり、クレジットカードやローン審査が通らないこともあります。そのため、会社員の間にクレジットカード作成やローンを組んでおくといいでしょう。
同僚や取引先と仕事上付き合えないこともある
会社で働いていた時の仲間や取引先の方と、脱サラ後は仕事ができないこともあるでしょう。
特に、取引先の方は個人ではなく、〇〇会社の〇〇さんとして接していた可能性があり、会社の看板がなくなった途端、仕事での関わりがなくなることもあります。
また、会社の中には、独立後に同業種での起業してはいけない規則や、取引先の人と関わってはいけない規則を設けている会社もあります。その場合は、新たに人脈を発掘していくことが必要です。
40代の脱サラ起業でおすすめの事業
40代で脱サラ起業する際におすすめの事業がいくつかあります。今回は3つに絞って、特徴などをお伝えしていきます。
PCでできる事業
40代での脱サラ起業において、おすすめなのがPCを活用した事業です。
これは、自宅やカフェなど、どこでもパソコンが使えるため、柔軟な働き方が可能です。例えば、ウェブデザインやライティング、プログラミングなど、様々なスキルを駆使してオンラインで仕事を受けることができます。
PC事業のメリットは、まず低いコストで始めることができることです。特別な設備や場所が必要なく、自分の得意な分野でスキルを活かして始められる点が魅力です。
また、本格的に脱サラする前に副業としても取り組むことができます
フランチャイズ
脱サラ起業の手段として、フランチャイズに加盟することもおすすめです。
先ほど独立方法でもお話ししましたが、フランチャイズは既に成功している事業と同じシステムで起業できるので、成功しやすいです。
また、サポートも充実しており、初めてでわからないことも相談できます。
農業
40代の脱サラ起業で注目すべき分野の一つが農業です。
近年では農業もデジタル技術の進化とともに変化し、新たなビジネスチャンスが広がっています。
また、都市部で会社員として働いてきて、田舎の方に移住して農業を始める方も多いです。理由はいくつかありますが、都市部ならではのストレスから解放され、自然と触れ合うことで健康的に生きることができます。
農業の人手不足が問題視されているので、農業分野への参入に対して、国や自治体からの支援やサポートも充実しており、思い切って踏み出してみるのもいいチャレンジでしょう。
40代で脱サラ起業に失敗しないためのコツ
40代で脱サラする人の中には、大きな失敗をしてしまう方も多いです。そのような失敗をしないためにも、ここでは失敗しないためのコツをお伝えします。
初期費用や運営資金を抑える
40代で脱サラして起業する際には、初期費用や運営資金を抑えることが重要です。
まずは必要最低限の設備や物品だけを揃え、徐々に拡大していく戦略が賢明です。例えば、おすすめの事業でもお伝えしたような、ネットで起業する方法や店舗を構えないでできる商売などがあります。
本格的に脱サラする前に副業で試してみる
脱サラ起業は大きな決断です。本格的にスタートする前に、副業として試してみることで、ビジネスの難しさや自身の適性を確かめることができます。
いざ、会社を辞めて起業したものの、自分に合っていなくて辞めてしまう人もいます。
また、副業として始めていると会社を辞めた時にも、収入が途切れずに生活維持することが可能です。
スキルや経験がある業界・職種で起業する
自身がスキルや経験を積んできた業界や職種で起業することは成功の近道です。
自分が経験してきたことやスキルがあることで起業すると、その業界についてもよく理解できており、ノウハウも蓄積されているので、挑戦しやすいです。
いきなり異なる業界・業種にチャレンジするよりも、一から勉強したりする時間も省くことができます。
規模や需要が大きい市場を狙う
起業するならば、規模や需要が大きい市場を狙うことが重要です。小規模かつ需要が少ない市場では、大きく稼ぎにくくなります。
また、需要が少ないと集客するのも大変になるので、事前に参入する業界の規模や需要を調べておきましょう。
会社に悪いイメージを残して辞めない
脱サラする際には、会社に悪いイメージを残して辞めることは避けたいポイントです。
円満な形での退職を心掛け、今後の人間関係や信頼を築くための基盤を崩さないようにすることが重要です。
仮に、悪いイメージを残して退職してしまうと、社内だけでなく業界内でのイメージにも支障をきたしてしまうことがあります。
起業して同じ業界で独立していくためには、良好な関係を築くことで、仕事で今後も関わっていける可能性もあります。
失敗しても大丈夫な貯金をしておく
起業にはリスクがつきものです。失敗しても大丈夫な程度の貯金をしておくことで、安心して事業に取り組むことができます。
また、すぐに今まで通りの収入までもっていけない可能性もあるので、半年分の生活費分は準備しておきましょう。もし、そこまでの貯金をできない方は、生活費を抑える手段も有効です。
家族や周りからの理解を得る
脱サラしての起業には家族や周りの理解が不可欠です。将来の不安やリスクを家族に共有することで、円滑な関係を保つことができ、事業も安心して行えます。
自分で事業を行うことで、今まで以上に忙しくなりやすく、周りの友人や先輩などに協力を求めることもあるかもしれないので、起業することを伝えておくことは大事です。
まとめ
本記事では、40代の脱サラについて詳しく解説しました。
40代は経験や知識、ノウハウも蓄積されてきて起業するタイミングとしては良いです。
また、仕事にやりがいが感じられなくなる方も多いので、自分だ情熱を注ぐことのできる仕事で起業する方法もあります。
40代で脱サラ起業するべき理由5つ
・50代になると脱サラを諦めてしまう可能性があるから
・体力的・精神的エネルギーが残っているから
・経験や知識・人脈が豊富な時期だから
・若い時よりも経済的余裕があるから
・誰でも稼げるチャンスがある時代だから
40代で脱サラ起業に失敗しないためのコツ
・初期費用や運営資金を抑える
・本格的に脱サラする前に副業で試してみる
・スキルや経験がある業界・職種で起業する
・規模や需要が大きい市場を狙う
・会社に悪いイメージを残して辞めない
・失敗しても大丈夫な貯金をしておく
・家族や周りからの理解を得る
詳細は本文で解説しているので、40代で脱サラ起業したい方は参考にしてください。
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この記事の執筆者
フランチャイズ支援歴10年
松田 和也
大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。