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フランチャイズ

【ワークマン】フランチャイズの加盟条件や契約内容・年収・加盟の流れを解説

【ワークマン】フランチャイズの加盟条件や契約内容・年収・加盟の流れを解説

ワークマンは作業着や作業用品の店と認識している人も多いのではないでしょうか。

しかし、最近はカジュアルファッションや女性向け商品も取り扱っていて、人気が高くなっています。そんなワークマンを経営するためにはどうすればいいのか。

この記事では、ワークマンフランチャイズの加盟条件や契約内容、年収、加盟の流れついて解説します。

ワークマンとは?概要と2つの特徴

ワークマンは作業着をメインに扱う業界でも人気のお店です。ここでは、ワークマンの概要と特徴についてお伝えします。

ワークマンとはどんな会社?

ワークマンは、作業服や作業用品を豊富に扱うお店で、ベイシアグループの1つです。ベイシアグループには、ホームセンターのカインズなどがあります。

ワークマンは合計1000店舗を全国47都道府県に展開しており、「ワークマン」が432店舗、「ワークマンプラス」が518店舗、「ワークマン女子」が40店舗、「ワークマンカラーズ」が1店舗、「ワークマンプロ」が9店舗という内訳になっています。

これまでは作業現場用品をメインに取り扱っていましたが、プライベートでも着れるカジュアルウェアを販売し始めたことで、爆発的な人気となったのです。

特徴1.規模や品揃えが統一されている

ワークマンは、どの店舗でも100坪規模のサイズとなっており、商品の96%が全国共通で販売されているという統一感が特徴です。

顧客は全国どの店舗に行っても同じものが購入できます。地域によっては、地域限定商品が販売されているところもあります。

値段は980円、1,980円、2,980円、3,980円、4,980円という値段設定が多く、基本的に値引きを行わないので定価販売率は98%です。このように店舗を統一化することでコスト削減にも繋がります。

特徴2.実用性と機能性に優れた商品が多い

ワークマンの商品の特徴は、実用性が高く機能性が優れていることです。

ワークマンは作業現場で使う商品をメインに取り扱っているので、ケガ防止や作業効率を考えて、耐久性や速乾性、通気性などに優れた商品が多いです。

そして、近年は今までとは異なるテイストのカジュアルラインである「ワークマンプラス」、女性向けの「ワークマン女子」などを展開することで、人気がさらに高まっています。

特徴3.再契約率が高い

ワークマンをフランチャイズ契約する場合、契約年数が決まっています。Aタイプは契約年数3年、Bタイプは契約年数1年です。

この契約年数が過ぎて再契約する場合、契約更新料がAタイプで87.5万円、Bタイプで25万円かかります。

しかし、この契約更新率はAタイプもBタイプも99%と驚異の数字となっています。

事業をする以上、儲かっていないと同じ仕事を続けないので、ほとんどのフランチャイズオーナーが儲かっているということでしょう。

ワークマンフランチャイズの6つのメリット

メリット

ワークマンフランチャイズには、多くの魅力的なメリットがあります。ここでは、ワークマンフランチャイズの6つのメリットに焦点を当て、わかりやすく解説していきます。

休息を大切にする文化が根付いている

ワークマンフランチャイズでは、本部が休息を大切にする文化が根付いています。

正月やお盆休みがあり、月平均にすると2日休みがあるフランチャイズ店はあまりありません。

休日が多く、本部がフランチャイズ経営者がリフレッシュすることをサポートするため、ワークライフバランスを取りやすい環境が整っているのです。

また、店の監視カメラを通して残業が多い店舗が確認されると、頑張りすぎず早く帰ることを推奨しています。

女性にも人気で経営状態が安定している

ワークマンは近年女性にも非常に人気があり、売上も好調です。

2023年の3月期の全店の売上高合計は、1,698億円以上となっています。また、1店舗の平均売上が1億円を超えていて、加盟店平均年収は1,000万円以上となっています。

褒賞金が設定されている

ワークマンフランチャイズでは、売上高に応じて5種類の褒賞金が設定されていることもメリットの1つです。

通常の収入に加えてボーナスが準備されていることで、モチベーションUPにも繋がります。

褒賞金は平均すると、年間80万円が別途収入になっています。

土地や店舗は本部が準備してくれる

ワークマンフランチャイズでは、土地や店舗の準備を本部が行ってくれます。

フランチャイズによっては土地や物件も自分たちで準備しないといけない場合があるので、本部が準備してくれると開業資金も抑えることができます。

初めての方だと開業準備1つ1つに時間がかかるので、開業までの時間短縮ができる点もメリットの1つです。

毎月50万円の固定給プランもある

ワークマンフランチャイズでは、毎月の固定給プランが用意されています。

これは自分で選択するのではなく、年間売上高が6,300万円以下の場合に適用されます。

この制度により、売上が上がるまでの間も安心して事業を展開でき、ビジネスの運営に集中することが可能です。

似たような制度で「最低保証制度」がありますが、この制度は返済義務があります。

しかし、ワークマンの場合は返済義務がないのもフランチャイズオーナーには大きなメリットです。

サポートが充実しており経営に専念できる

ワークマンフランチャイズは、サポート体制が整っており、広告宣伝も本部が行ってくれます。

そのため、集客に不安を抱くことなく、フランチャイズ経営者は経営に専念できます。

ワークマンフランチャイズの2つのデメリット

デメリット

ワークマンフランチャイズはメリットもありますが、同時にデメリットも存在します。ここでは、ワークマンフランチャイズの2つのデメリットに焦点を当て、それぞれを理解しやすく解説していきます。

早朝から営業が始まる

ワークマンフランチャイズは、朝の7時から営業を開始します。

ワークマンの顧客の多くは建設業や製造業などに従事している方なので、朝早くから働いています。そのため、現場に必要なものを購入できるように、朝早くから営業しているのです。

そして、夜まで営業するので、営業時間に合わせて効率的なスケジュールを組むことが必要です。

細かく加盟条件が設定されている

ワークマンフランチャイズでは、加盟条件が細かく設定されています。

例えば、年齢制限や夫婦での経営、居住地域などに制限があり、当てはまらない方はオーナーに慣れません。この後、細かく加盟条件をお伝えします。

ワークマンフランチャイズの加盟条件

ワークマンのフランチャイズオーナーには、やる気だけではなれません。ここでは、細かい加盟条件を5つ紹介します。

25歳以上48歳未満のご夫婦

ワークマンフランチャイズに加盟する条件の1つ目は、25歳以上48歳未満の夫婦であることです。

また、「ワークマン女子」の店舗の場合、年齢が45歳未満かつ接客経験が必要です。

個人が対象で法人は対象外

ワークマンフランチャイズに加盟する条件の2つ目は、個人であることです。つまり、法人では契約ができません。

売上が好調でフォローもしっかりしているので、独立初心者の夫婦でも安心して独立できます。

契約者本人が専任で店舗運営できる

ワークマンフランチャイズに加盟する条件の3つ目は、契約者本人が専任で店舗運営できることです。

つまり、副業や兼業ができません。

お住まいが近い方

ワークマンフランチャイズに加盟する条件の4つ目は、店舗にお住まいが近いことです。

地元で生活をして、高速道路を使用せずに通勤が40分以内、ワークマンプラスは30分以内と決められています。

健康な方

ワークマンフランチャイズに加盟する条件の5つ目は、健康であることです。

健康診断書の提出が必要なので、健康を維持しておきましょう。

ワークマンフランチャイズの契約内容

ワークマンフランチャイズの契約プランは2つあります。それぞれの内容を見ていきます。

Aタイプ

Aタイプは、フランチャイズ契約です。

項目 内容
報酬体系 荒利益分配方式
年間定休日 22日
契約期間 3年(再契約料は87.5万円)
項目 必要資金
加盟金 37.5万円
開店手数料 50万円
研修費 25万円
保証金 100万円
開店時出資金 任意

荒利益分配方式は、売上が上がれば上がるほど、収入が増えていきます。

保証金の100万円はフランチャイズ契約が終了後、戻ってきます。(全額でない場合があります)

Bタイプ

Bタイプは、業務委託契約です。

項目 内容
報酬体系 固定報酬50万円
年間定休日 正月のみ
契約期間 1年(再契約料は25万円)
項目 必要資金
加盟金 なし
開店手数料 25万円
研修費 25万円
保証金 100万円
開店時出資金 なし

ワークマンフランチャイズの年収や手取り

ワークマンをフランチャイズで経営すると、どれくらい稼ぐことができるのでしょうか。ここでは、Aタイプの収入例をみていきます。

Aタイプの配分比率は以下の通りです。

  • 加盟店が荒利益額の40%
  • 本部が荒利益額の60%
項目 金額
月刊売上 1,250万円
月間荒利益額(荒利益率30%の場合) 450万円
加盟店収入(荒利益額の40%) 180万円
月間営業経費
・加盟店負担経費(光熱費など)
・販促費、消耗品費、ビル管理費(防犯カメラ等)、その他経費
・棚卸しロス預託金
・在庫金利負担
29万円
月間収入 151万円(180-29万円)
手取り 151万円から人件費や商品代の返済分を引いた金額

棚卸しロス預託金は、毎年2回行う棚卸でのロス分を負担するための積立金です。加盟店のロス負担額は60%です。

在庫金利負担は、オープン時の資産である原価在庫を金利2.5%で本部が融資してくれる分の負担金です。

原価在庫が2,240万円の場合、2,240万円×2.5%÷12ヶ月=約5万円(月間在庫金利)となります。

ワークマンフランチャイズ加盟の流れ

ワークマンフランチャイズ加盟の主な流れは以下の通りです。

  1. 説明会に参加する
  2. 履歴書の審査
  3. 担当者の面接
  4. 契約内容の確認
  5. 部長面接
  6. 仮契約
  7. 9日間の研修

全体の流れとしては、約3~4か月かかります。しかし、タイミングや人によっても変わります。

まとめ

本記事では、ワークマンフランチャイズについて詳しく解説しました。

ワークマンは合計1,000店舗を全国47都道府県に展開しており、豊富な商品を取り揃えています。

フランチャイズオーナーにとってはメリットが多く、オーナー全体の年収も他フランチャイズよりも高いです。

ワークマンフランチャイズの6つのメリット
・休日が多く本部が休むように促してくれる
・女性にも人気で経営状態が安定している
・褒賞金が設定されている
・土地や店舗は本部が準備してくれる
・毎月50万円の固定給プランもある
・サポートが充実しており経営に専念できる

ワークマンフランチャイズの加盟条件
・25以上48歳未満のご夫婦
・個人が対象で法人は対象外
・契約者本人が専任で店舗運営できる
・お住まいが近い方
・健康な方

詳細は本文で解説しているので、ワークマンフランチャイズについて知りたい方は参考にしてください。

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この記事の執筆者

フランチャイズ支援歴10年

松田 和也

大阪大学人間科学部卒業後、大手フランチャイズ本部の加盟開発担当として新卒入社。その後SVとして10年間従事し、フランチャイズオーナーの経営指導に携わる。過去100名以上のフランチャイズオーナーを支援し、撤退率3%以下の実績を持つ。2022年1月にいくらやフランチャイズ立ち上げメンバーとして参画。

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